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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第50章 ハルイロ お相手:煉獄先生 ※裏なし 



『…実はの話なんだが…、
…――――――…と言う訳なんだ』

「ああ。そうでしたか。
そう言ったお話であるなら、
丁度その日は何の予定もありませんし。
お付き合いさせて頂きます」

詳細はまた追ってLINEでと
そう伝えて杏寿郎はみくりとの
通話を終了した

俺はある事を口実にして
小野寺さんをある場所へと誘った

嘘でも偽りでも無いとは言えど
職権乱用…だと思われてしまうだろうか?

俺の思って居る意図がどこまで
伝わっているのかが今一つ掴み切れない

風に舞う 花びらに愛される彼女は

彼女自身もふわふわと
不意に吹く風に攫われて行ってしまいそうな

そんな掴みどころの無い様な
風にも感じられてしまわなくもない


こうして何かにつけて
会う口実や連絡をする口実を作ってるのに


その辺りを 分かっているのやら

居ないの やら…だな


「おまけに相当、鈍そうだ」



ーーー
ーー



煉獄さんとの通話を終えて
はぁーっとみくりはため息を漏らした

17日に煉獄さんと
一緒に出掛ける約束をしてしまった

出掛ける…

「服ッ、服が無いっ。
明日、服買いに行かないとッ」

翌日 仕事の帰りに
ショッピングモールへ寄って
春服を購入した

わざわざ 服を新調するのは
どうなのだろうか?

今日購入した上から下までの
トータルコーデが入っている
紙袋達を眺めた

だからと言って 着古した様な服を
着て行く訳にも行かない

自分が着る服はあまりこだわらないから
普段はラフな格好をしてる事が多いし

昔付き合っていた男性に
デートの時ぐらい着る物に
ちょっとは気を使え色気がないと
怒られた事がある

かと言ってその男は
私が色気のある様な服装をしたら
したで 他の男に見られ過ぎる様な
恰好はするなとダメ出しして来たので

毎回毎回服装の事で五月蠅かったから

別れた

服装と言えば…この前の桜塚公園での
煉獄さんは淡いピンクのシャツを
男の人なのに違和感なく着こなしてたな

行先は今月中なら
丁度チューリップ祭りをしている

一条フラワーセンターに行く事になった

来月に煉獄さんが課外授業で行く予定の
そのフラワーセンターの中にある
一条畳ミュージアムに
下見に行きたいので付き合って欲しいと
市からの学校法人向けの優待券もあるからと
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