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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第50章 ハルイロ お相手:煉獄先生 ※裏なし 


ライトアップされてはいるが
平日だからか駐車場には
私と煉獄さんの車しか無かったのだから

当然 この公園の中にはふたりだけ…で

そのまま 真っすぐに桜塚の一本桜に
向かっていく煉獄さんを
少し早歩きになりながら追いかけると

歩くの速いな…この人ッ

「ああ。すまなかった。
俺とした事が、女性への
配慮が足りず、申し訳ない」

みくりが遅れている事に気付いて
歩くスピードを緩めてくれる

樹齢300年以上と言われている
一本桜が見えて
ここは夜桜が見れるが

この1本しか大木は無いから

多分 知ってる人は
通称桜寺と呼ばれている 一条寺の
桜で有名なお寺の夜桜に行くんだろうけど

「一条市にも桜の名所は多くあるが。
俺は、この桜塚の一本桜が
一番綺麗な桜だと思ってるんだが。
貴方はどうだろうか?」

「私は、一条寺の桜も、一条城のお堀の桜も
一条城の近くの、一条川の桜も好きですけど。
ここの桜は、明るい時間にしか、
見た事がありませんでしたが。凄いですね」

「昼間の一本桜も見事だが、夜桜もまた
風情があっていい物だ。毎年桜の
時期になると、日本人で良かったと
そう思ってしまう。確かに俺も
一条川の桜の並木は息を飲む美しさだと
思います。市内で一番に桜が咲く場所だ
っと、桜の話ばかりしてしまって居た様だ」

そう言って切り出すと
相談したい事の内容を伝えて来た

相談と言うのは
前にここの桜まつりで
宇髄さんが購入してくれた

あの桜のピアスなのだが

花びらだけのデザインで
作って貰いたいと言う物だった

「お忙しいだろうが、小野寺さん。
引き受けて貰う事は可能だろうか?
宇髄の大事な人にとって、
桜ではなく、花びらの物が欲しいらしく。
方々探しているが、思う様な物が無くて
困っているらしいんだ。
3組お願い出来るだろうか?」

「お受けするのは、構いませんけど
お時間が掛かりますよ?
それでも、いいのなら…」

元々自分が作る方に回ったのは
そう言った こう言うのが欲しいんだけど
ちょっと違うなって言うのがあったからだし

「時間は掛かっても構わないと、
彼も言っていたからな!
1月でも2月でも良いそうだ。
本来なら宇髄本人とやり取りを
して貰うべきなのだろうが…その」

杏寿郎がみくりの耳元に
自分の口を寄せて来て

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