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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第50章 ハルイロ お相手:煉獄先生 ※裏なし 


玄関先で独り暮らしなのを良い事に
全部濡れた物を脱ぎ捨てると

「今日は災難だったな」

そのまま 家で洗えるスーツと
シャツだったから洗濯機に放り込んで

シャワーを済ませた

鞄からスマホを取り出して
LINEを確認すると宇髄からのLINEが来ていて

ふぅっとそれを見て杏寿郎が
ため息を付いた

「宇髄めっ、
らしいと言えばらしいが。
相変わらず、鋭いしお節介な男だな。
色恋…云々については、特に。
宇髄としては、
俺から小野寺さんに
堂々と連絡出来る
口実にしたかったんだろうが」

そう彼女の名前を出して
そうだ返信あるだろうか?と

ハンドメイドのサイトの方もチェックすると

修理できますと言う返事があって

郵送でも対応できるとメールにはあったが

同じ地元に住んでいるのだから
郵送するよりも
手渡しの方が早いだろうので

今日の仕事帰りに桜塚公園でと
修理の依頼の約束を取り付けた

災難とも言えたが…
災い転じて福となす…か?

なら このゆっくり用意できる
時間のきっかけを作ってくれた
冨岡にも感謝するしかないか

向こうの指定して来た
19時の15分前に
桜塚公園の駐車場にて待って居ると

しばらくすると 彼女の運転する車が
俺の車の隣に停まって
彼女が車から降りて来る

「すいません、小野寺さん。
突然に呼び出してしまって」

「いえ、あの、ちゃんと今度は
グルーガンで接着しますので
水没とかさせない限りは大丈夫かと…」

杏寿郎が差しだした 
壊れてしまったネクタイピンを
みくりが受け取って

「あの、お急ぎでしたら。
明日のこの時間にお届けしますけど…。
もし、お急ぎではないのなら。
月末まで待って貰わなくても、
前に依頼して貰っていた分も
ご一緒にお渡し出来ますけど…」

「小野寺さん、
少し相談したい事があるんだが。
今は、お時間は大丈夫だろうか?
折角、ライトアップされてるんだ。
散ってしまう前に、夜桜でも見ながら
話をさせて貰いたいんだがどうだろうか?」

その時 強めの風がザァっと吹いて

桜吹雪がライトを受けて

夜の闇の中で舞うのが見えて


また昼間の桜吹雪とは違った色を見せる


春の色だ


「ええ。後は今日は家に帰るだけなので…」

「ならば、少々。
俺に、貴方のお時間を頂きたい」


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