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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第50章 ハルイロ お相手:煉獄先生 ※裏なし 



「ありがとうございます。
合計で、1700円になります」

代金の支払いとお釣りと商品の
受け渡しをして

その後ろ姿を
ぼんやりとしながら見送っていると

「そのっ、イチゴのヘアゴム下さいッ」

と声が下から聞こえて来て

小さな4歳ぐらいの女の子が
手に握りしめたお金を長机の上に広げて

100円玉と10円玉と細かいのを
みくりが数えると300円とちょっとで
ヘアゴムは500円なんだけど…っ

じっと下から女の子がみくりの
顔を見上げて来て

「お姉ちゃん。お金…、足りる?
もしかして、足りない…の?」

そう不安そうな顔をして
見上げて来たから

「ううん、大丈夫だよ。はい、どーぞ」

「うん、ありがとう。お姉ちゃん。
春休み終わったら、こども園に
付けて行くの!はるかね、
いちごがね。
一番果物の中で好きなんだよ」

そう言って満面の笑顔で
そう言って来るから
ついつい釣られて
こちらも笑顔になってしまう

「煉獄。何見てたの?あっち。
みくりちゃん、見てたとか?
でも、すぐ戻って来たけど、良かった訳?
LINEぐらい、聞いたんだろ?
邪魔だったら、俺帰るけど?」

「確かに、小野寺さんを見ていたのは
見て居たが。宇髄、君が期待するような
事は何も無いぞ?だが…、見てて良かった。
桜の花よりも、いい物が見えたからな。
それよりも、もう買い物はいいのか?」

宇髄が先程 みくりから
購入した桜のピアスを見せて来て

「ああ、これ買えたからさ」

宇髄の用事が済んだので
そのままその日はちょっと
宇髄と川沿いの桜並木をドライブして

オススメの店で昼をして解散となった

それから 3日が過ぎて

4月6日の水曜日になった

今日は入学式だった

キメツ学園にも新1年生がと言っても
そのほとんどが中学からのエスカレーターだが
数名の外部からの編入の新入生も居たが

入学式とその他の事が済んで
今日の仕事を終えて
職員室で明日からの用意をしていると

「なぁなぁ、煉獄。
お前にさ、相談があるんだわ」

「相談?仕事の事か?」

「いや、個人的な方。
ちょっと話そうぜ、大して時間取らせねぇよ」

そう言って 宇髄の話を聞くために
職員室を出て中庭に続く渡り廊下の
自動販売機の辺りに呼び出された



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