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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第50章 ハルイロ お相手:煉獄先生 ※裏なし 



そして迎えた 4月3日の日曜日


桜塚公園へは宇髄が誘ったからなのか
俺の家まで迎えに来てくれて
宇髄の車に乗り込んだ

「でもさ、煉獄。
お前、用事とかさ。
あったんじゃねぇの?」

道中でハンドルを握っている
宇髄が助手席の杏寿郎の尋ねて来て

「いや、別に用事らしい用事もないし。
それにもしかすると、アーモンドの君に
会えるかも…知れんからな」

そう目を細めて
どこか遠くを眺めながら杏寿郎が言った

「はぁ?アーモンドの君ってなんだよ?
アーモンドチョコでも食べながら
歩いてる、可愛い女にでも
曲がり角でぶつかりでもしたのかよ、お前」

宇髄はその杏寿郎の言葉に
意味が分からないと言いたげに
宇髄が冗談交じりに返して来て

「ははは、アーモンドの君は…
早い春を運んで来た…とでも
言えば、正しいのかも知れんな」

「で、今日はお前の恰好は
ピンクな訳、お前がそんな色
着るの珍しいよな?淡いピンクなんてよ」

「俺だって、
ピンクを着る時ぐらいあるぞ?」

いや 珍しいだろう

薄いピンクのカッチリしたシャツに
グレーのパーカーとデニム姿で
カッチリとラフさのバランスは取れているが

ちらっと宇髄が隣の杏寿郎を見て

まぁ 元がいいから
何を着ても似合うけどよ
白のシャツにデニムでもお前は
男前だろうけども

「そういう、宇髄はいつも通り
センスがいいな。流石は
美術教師…とでも言った所だな」

信号待ちの停車時間に
ダッシュボードの上の
ブルームテックを手に取ると
咥えて紫煙を吐き出した

「そう。そりゃどーも。
あー?コレ?新し奴ね、
これ、凄いんだわ、5分だったら
何回でも吸えるんだぜ。画期的じゃん?
っと、あらぁ~。駐車場満車みたいね」

桜塚公園は桜まつりと書かれた
のぼりが立てられていて
公園の前の駐車場には満車の看板が
立てられていて

すぐ近くに隣接する
ショッピングセンターの
第3駐車場が桜まつりの臨時の
駐車場として開放されている様だった

「煉獄、ちょっと歩くけどいい?」

「歩くってすぐそこだろう?
今日は天気もいいし、それに
さっきちらっと見えたが、
丁度桜も満開の様だしな!
地元が賑わうのは、一条市の
市民として、喜ばしい事だからな!
そんな事より良かったのか?」

杏寿郎の言葉に宇髄が
目を少しだけ見開いて来て



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