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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第50章 ハルイロ お相手:煉獄先生 ※裏なし 



別に趣味なんだから ノルマでもないしな

でも 場所代払うんだったらって
そんな事ばっかり考えてしまう
それを気にしてる内は

底辺のハンドメイド作家なのだろうけども

ネクタイピンも…幾つか作ろうかな?

あの時の海老天さんみたいな人が
出て来るかも知れないし…

とそんな事を考えながら
樹脂粘土を捏ねていて

アクリル絵の具で黄色と赤の粘土を
ぼんやりとして知らぬ内に作っていて

ハッとした

自分の目の前には

海老天が5本完成して居たからだ

「海老天…が出来てるっ!いや
作ったのは、私だけど。
この大きいのは、ネクタイピンにしよ。
こっちのはフックピアスにしようかな?」

いつの間にか出来ていた

5本の海老天達

黄色とピンクと赤いマカロンを
作るつもりだったのに
脱線してしまっていた

マカロン作ってたら
海老天出来てましたぁ~とは

普通はならないよねと

みくりはため息をついた


ーーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


職員室の自分のデスクで新学期の
準備をしていると

同僚の宇髄が声を掛けて来た

「なぁ、お前さ、そのネクタイピンさ。
いつものと違うじゃん?買ったの?」

「ああ。気が付いたのか?宇髄。
先日、卒業生達と森林公園で
この木製のペンを作ったんだが。
丁度、その時にフリーマーケットが
あってな。そこで購入したんだ」

「あら?フリーマーケット?
今は、ハンドメイドの
アクセサリーとか、流行ってるわよね?
私が手芸部の子達もレジンとかで
そう言うの、作ってるわよ?
文化祭とかで販売したりとかね?」

家庭科を担当している胡蝶カナエが
その会話に入って来て
杏寿郎の付けているその
ネクタイピンをジッと
品定めするかの様に見つめて来て

「素敵なタイピンね。
燃え盛る炎みたいな揺らぎが見えて、
真っ赤な色合いも、
煉獄先生にピッタリだわ。
あ!そうそう。明後日の
日曜日に桜塚公園でフリーマーケットが
開催されるんですって。
手芸部の子が楽しみにしてたわよ?」

「へぇ、面白そうだな、行ってみるわ。
俺はさ、ホラ。美術教師だからさ、
そう言うさ、アーティステックなさ
インスピレーションを得られそうな
小物とかって、心惹かれるしな。
ん?煉獄。どうした?お前も行く?フリマ」

「あ、ああ。そうだな、付き合おう」

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