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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第49章 3度目のホワイトデーは 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



「悪くない…所か、むしろ…いいよ。
ねぇ、杏寿郎、タオル持参って
これの為だったの?」

「ああ。そうだが?前に
温泉に行った時にも、
入りたそうにしてたしな」

「あ、あの時は、
その…足湯は調整中だったし、
手持ちに、タオルも無かったから」

そう前に別の温泉地に
ついでに寄って散策した時の話を
杏寿郎が引き合いに出して来て

足湯に足を入れられるように
パンツの裾を捲り上げて
丁寧に折り上げて行くと
履いていた靴下を脱いで
脱いだ靴の中に入れた

チャポッ…と足先から
そぉーっとお湯に足を浸けると
足湯のお湯はそこまで熱くなくて

この景色を楽しむのに
長湯するには丁度いい温度だった

「むっ、思ったよりも温いか?」

「確かに、杏寿郎には温いかもね~」

そう言いながら 
お湯の中に浸けていた足を
お湯が跳ねない程度に
その中で小さくバタ足をすると

「ねぇ、杏寿郎…その
…素敵な所だね。ここ」

「ああ、眺めもいいしな。
新しくて、綺麗だし、
丁度いいぐらいに空いてるしな」

身体一つ分開けて座っていたから
不意にお互いが伸ばした手の
指先がツンと触れてしまって

思わず無意識に当たってしまった
その手を引っ込めようとしたのを

杏寿郎が手を重ねて来て
そこに留めさせられる

「少し、風が出て来たか?
雲も多くなって来たし…」

「でも、足が…
ほら、お湯の中だから。
寒くない…かなぁって…ッ、
いや、その、…あのね?杏寿郎?」

杏寿郎が身体…の距離
詰めたいって思ってるのは分かるけど

「お隣さんは、中々に大胆だがな」

そう小さな声で杏寿郎が言って来て
その視線の先を 見てはいけないと
思いつつも 見てしまう

お湯は透明だから
お互いの足で足を突き合ってるのは

ここからでも見えるし

お互いの身体をピッタリと寄せてるし
男の人の手…女の人の腰…と言うか
どっちかと言うとお尻の辺りに
当たってる…と言うよりか

「人目…あるのに、ね」

「気にならないんじゃないか?
2人の世界にでも居るんだろうな…。
あそこまで、ここで…したいとは
俺も、求めはしないが。
…近い内に結婚する…
つのりにまでしてるんだ。
もう少しばかり…なら、
いいんじゃないのか?みくり」

『あのー、すいません、お客様。
宜しければ、こちらお使い下さい』


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