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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第48章 3度目のホワイトデーは 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



「何か昔、自然学校で乗ったのって
しんどかったイメージなんだけど。
木で出来た重たいやつでさ」

『ああ、そちらはカヌーですよ。
お客様。カヌーはパドルのブレードが
片側にしか無くて
交互に移動させて漕ぐ船になりますね
初心者には操作が難しい船になりますよ。
熟練者が乗り合わせて号令掛けて
進むならまだしも、初心者が乗り合わせても
上手くいきませんよ~』

しばらく浅瀬で練習すれば
すいすいと進める様になって

インストラクターの人のカヤックを
追いかけて案内や見えている魚の
説明を受けつつ沖へと向かう

海の中にある岩山の
トンネルの様な場所をクリアカヤックで

進んで行くと
その途中途中でカメラで
写真を撮影してくれて

『お二人はご夫婦なんですか?』

「いえ、まだ。でも、近く
入籍する予定にはしています」

『ああ、そうなんですか。
いいですねぇ。羨ましいです。
また、お子さんが生まれたら、
ファミリー向けのプランも
御座いますので。ご利用下さい。
うちのアクティビティ、2歳からなので』

「ねぇ、杏寿郎」

少し前を進んでいる
インストラクターの人に聞こえない様に
自分の身体をみくりが引いて来て
杏寿郎の方に声を掛けて来て

「どうかしたか?みくり」

「ねぇ、ありがとうね?杏寿郎。
クリアカヤック…
ちょっと憧れてたから。
下に見えてるのが熱帯魚なら、
もっとロマンチックなんだけど。
アジやら、鯛だしねぇ
…いや、悪くないけど」

自分の足の下を魚が泳いでるのも
澄んだ透明度の高い海は
底までハッキリと見えていて

「まぁ、その内…沖縄に
旅行に行ってもいいしな。
手軽に、それっぽい気分が
出るかと思ってな」

「杏寿郎」

「ん?何だ?」

「ちょっとだけ、身体…
前に屈んでくれる?」

「これでいい…か?」

そうみくりが杏寿郎に促して来て
自分の上半身を前に倒すと
チュッと頬に
みくりの方からキスをして来て

「うん、ありがと。届いたから…
もういいよ、戻ってくれて…もッ…んっ」

しっかりと 唇にキスをされてしまって

「これ位は、俺としては欲しいがな」

唇を離すと杏寿郎が
ニヤニヤしながらそう言って来て

「も~、そんなんばっかりだよ、今日」

「欲張りたいが、今は我慢だな」

え?我慢してたっけ?この人…
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