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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第48章 3度目のホワイトデーは 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ


そのまま 更に熱い口付けを
されてしまって 彼の納得の行くまで

口付けられてしまって

やっと解放された頃には
全身の力が抜けきってしまって
頭がのぼせ上ってしまっていて

半開きになった唇を
自分の意思で閉じる事も出来ずに

そこから荒い
乱れた息を吐き出すしか出来ずにいて

「んっ、…はぁ、はぁ、…杏寿郎の
ばかぁ、…やり過ぎだよ…ぉ。
信じられない…し、ふぇ、
やっぱりいちごと結婚…するもん」

そう 途切れ途切れに悔やみ事を
言うくらいの事しか出来なくて

「怒ってるのか?
俺の…可愛いお嫁さんは。
俺が…、欲張り過ぎたからか?
みくり。君には悪いが、
俺はこれでも堪えたつもりなんだがな」

杏寿郎がみくりの涙目になっている
目尻のちぅっと口付けて来て
スルッと指を絡めて手を握られると
ビクッと腕がその刺激で跳ねてしまう

「そもそも…。君が俺を煽ったのが悪いし、
あんな事を、言って来たからだろう?
だから、これ位で見逃したんだから、
むしろ感謝されたい位だが…、
ここじゃなかったら。もっと君を
欲張れるだけ、欲張りたい所だったからな」

こんな感じで…いちご狩りをしていたのか
キスばっかりしていたのか
良く分からない事をして

いちご狩りは終わった

思ってる程にいちごが食べられなかったと
みくりに悔やまれたので
持ち帰り用のいちごを3パック程
買って彼女のご機嫌を取って置いた

「ねぇ、杏寿郎、お昼はどうするの?」

「ああ、昼か、昼はあっちで食べたいと
そう考えて居てな。海沿いだから
新鮮な魚介類が獲れるしな」

そう言って その牧場を後にして
お昼ご飯を食べる為に
海沿いまで車で北上し移動する

40分程ドライブをして

13時前ぐらいに ある小さな漁港に
併設された 魚市場に着いた

競りが済んだ新鮮な魚介類が
トロ箱のまま並んでいて

その新鮮な魚を使った寿司屋や
海鮮丼や天丼を扱う飲食店もあるらしい

海沿いと言っても漁港だから
漁船が停泊してるのだが

ウッドデッキも併設されていて
そこで購入した商品を食べる事も出来る様だ

「天気が良いからな、個室じゃないが
屋外の席でも、苦痛じゃないだろう?
中にも、フードコートはあるが。
君は、外の方が、
安心できるんじゃないのか?」



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