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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第48章 3度目のホワイトデーは 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



そう言いながら ギュッと
みくりが繋いで居た手を握って来て

「杏寿郎の、
彼女してて良かったなぁって」

「む?そこまでだったか?」

「いや、その泊る所もだけど。
その、いちご狩りの事とかね。
好きな品種の事とかもね…その、
考えてくれてた、じゃない?」

「そうか?他にも…考えてる
事はあるがな、っと着いたぞ?」

そう言って杏寿郎が足を止めたので
みくりも足を止めると

園内に新しく追加されたエリアらしく
小綺麗な受付棟が見えて
敷地の端に位置しているからか
いちご狩りの利用者しか来ないから
人気もなかった

営業してるのか不安になる程に
人気がないんだけど…

その受付棟になってる
コンテナハウスの後ろに
小さなビニールハウスが沢山
立ち並んでいるのが見えて

「ああ、ハウスを小さくする事で
グループ向けに営業してるって事?」

「ああ。そうみたいだな。大きな
ビニールハウスで、何列もって
感じの栽培法じゃなくて、
1列ずつ別々のハウスに
分けたと言う方が近いだろうな」

受付棟の隣の手書きの看板があって

いちご狩りが出来る
いちごの品種が書かれていて

「ねぇ、杏寿郎。章姫でなくて
良かったの?杏寿郎、前に
いちご狩り行った時に章姫が
一番美味しいって言ってなかった?」

「甘いだろう?」

「ああ。紅ほっぺの話。酸味が
殆どない品種だからね。紅ほっぺ
でも、章姫の系統の品種なんだよ。
あ、ここ、よつぼしあるんだね。
新しい品種のいちごだよね、よつぼし。
買って帰ってもいい?食べた事ないから」

そう言えばこの数年はいちご狩りにも
行ってないから いちご好きとしては
気になるのだろうけども

「よつぼしはね、私が好きな
かおり野の系統のいちごなんだよ。
スーパーにあるでしょ?熊本の
ゆうべにっていちご、それの
親の品種でもあるんだよ。
ゆうべにも美味しいよね?」

「好きなんだな。いちご」

「いちごは好きだよ。
昔はいちごの最高峰は
あまおうだって思ってたの、
でも違ってたんだよ。
かおり野に出会うまでは」

うーんと杏寿郎が唸り声をあげて

「どれも、いちごだろう?」

「でも、いちご狩りのいちごが
スーパーのとは、比べ物にならないからさ。
ネットでアスカルビーとか、桃薫も
買ったけど、やっぱりその場で
食べるのが一番かなぁって」
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