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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第48章 3度目のホワイトデーは 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



前にもあったらしいんだけど
今のは冷凍されてるやつ
付属のタレの味がいい感じで

最初に食べた時の衝撃が忘れられない

ピンク色をした桜の香りがする
梅酒も可愛いなぁって
バカラのグラスにも合うし…

「明日、天気だといいな…」

「土曜日?天気予報はお天気で
気温も上がって、春の陽気って
さっき、言ってたよ?」

「そうか、明日は動きやすい服装で。
ああ、後は、タオルを
余分に用意してくれるか?その
キャリーにじゃなくて、いつでも
出せるほうに、用意して置いてくれ」

「え。あ、うん、分かった」

そう言いながら杏寿郎に
さっき買った不知火の外皮だけを
剥いてどんとその前に置いた

「随分、豪快だな。みくり」

「大人なんだから、後は自分でしてよ」


今年の3月14日は
月曜日だから

今週末のこれが所謂ホワイトデーの
お返し…なのだろうけど

どこに行くのかは

行けば分かると言われただけで

泊りに行くのは分かってるけど


夕飯の片付けはして置くと
彼が言ったので洗い物を任せて
明日の用意をしながら
みくりは考え事をしていて

こうやって キャリーバックに
泊まりの荷物を用意していると

バレンタインデーの事を思い出してしまう

行先聞いてないけど…
別のラブホテル…とか?
幾つか候補あるって言ってたし

いや どこでもいいんだけど

杏寿郎 木曜日にその話して来てから
凄い機嫌いいしなぁ~

二年前のホワイトデーは

私が イチゴが好きだから

ホテルでやってたイチゴのビュッフェに
連れて行って貰ったんだよなぁ~
イチゴのスイーツが沢山あって
イチゴその物も食べ放題だったし

コロナの時期じゃなかったら
イチゴビュッフェ行きたかったなぁ~
イチゴビュッフェじゃなくても
ゴージャスないちご狩りでも良かったなぁ…とか

「はぁ~、イチゴ。
食べたくなって来ちゃった」

イチゴ狩りで食べるイチゴは
完熟だから スーパーの売ってるイチゴとは
味も香りも全然違うし

別格なんだよなぁって


「イチゴなら、食べられるぞ?」

「杏寿郎。聞いてたの?」

「ああ、風呂のお湯張りも出来たから
声を掛けに来たんだが、
大きなため息が聞こえて来たからな。
食べたいんだろう?イチゴ」

「イチゴは食べたいけど…でも」

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