第47章 ユガミノクニ お相手:煉獄杏寿郎+α
激しく奥に腰を何度も打ち付けられて
絶頂に達しても
その波が引いて終わり切る前に
また更に次の絶頂の波が押し寄せて来る
イって また イって
それを凄く短い時間で繰り返して
ずっと…そう なってるんじゃないかって
「はぁああぁんっ、あっ、ぁあっ、
んっ、ふぁ、ぁあぁああああ゛っん」
「…ハァ、ハァ、…うっ、ハァ
みくりッ、…出る…ッ」
ズンッとみくりの奥の深い場所に
自分のモノを杏寿郎が押し込んで
己の中の全ての熱をドクドクと吐き出した
「んっ、…はぁ、…っ、杏寿郎?」
自分の中で 射精されている感覚に
みくりは戸惑いを隠せなかった
今まで 一度たりとも 彼はそう
しては 来なかったから…だ
「みくり、…好きだ…」
「……―――!?」
自分の中で吐き出されている事よりも
そっちの方が 数倍驚いてしまっていて
自分は聞きたくないと言っていた言葉を
私に言わせて来て
自分は言いたくないと言って来た言葉を
自分から杏寿郎が言って来て
ユガミノクニ
スルッと杏寿郎の手が
みくりの頬を撫でて来て
ふっと穏やかな微笑を浮かべる
「…驚かせて…、しまったようだな」
「…っ、だって、それ…ッ
杏寿郎、言わないって…言いたくないって
言ってたんだよ?…おかしい…よ」
ギュっと身体を抱きしめられてしまって
頭をよしよしと撫でられる
「ああ、そうだな、おかしい。
自分から、それをしておいて、
自分からそれを止めてしまったんだからな。
そう言えば、君の方もそれは
言って欲しくない…と言っていたか」
「杏寿郎…でもね…私も
何だか、おかしいみたい。
杏寿郎にそう言いたいって思ってたし、
杏寿郎にそう言われて、嫌じゃなかった」
ユガミノクニ
ユガミのクニからユガミを抜くと
その後に ここに残るのは…
2人だけの 小さな国でしか無くて
「ねぇ、杏寿郎…このまま…」
「もう、一回…か、なら…ベット行くか?」
杏寿郎がみくりに手を差し伸べて来て
みくりがその手に自分の手を重ねた
ぐいっと身体を引き起こされて
そのまま立ち上がると
杏寿郎に手を引かれて
その赤い椅子の部屋を出た
部屋を出た所で みくりが
ピタッと足を止めた
「どうした?みくり」