第47章 ユガミノクニ お相手:煉獄杏寿郎+α
自分でも 矛盾してる事位は
理解出来ていた
3ヶ月前に彼女にそれを禁止して
それを約束させて置いて
今は 今で
その禁止した言葉を
言えと彼女に言っているんだから
俺はずっと
その言葉が嫌いだったんだ
女は平気で噓をつく
それが今までの
俺の女と言う生き物に対しての
見解だった
彼女達の嘘は大概に
自分に都合のいい嘘だった
往々にしてそれは
自分を良く見せようとする物で
あたかも
ある事をないかの様にして
ない事をあるかの様にして
それが真実なのだと言いたげに
大袈裟なまでに言って来る
彼女達の言う ”好き” は
日常的に使いすぎて居て
ありがたみの欠片も感じなくて
そんな頻繁に好きだ好きだと
言っていてはありがたみに欠ける
ズンッズンッと
突き上げる度に痛みを感じているのだろう
みくりは顔を歪ませるが
その表情は苦痛と快感が入り乱れて居て
その喘ぎにも苦痛と快感が
入り乱れているのが俺の耳にも聞き取れて
「やぁああんっ、はぁ、んっ
あぁ、んっ、ぁあぁあんッぁああっ」
「…痛い…んだろう?みくり」
「やぁっ、んんっ、いいのッ
このままで、…はぁあんっ、
あぅ、ンんッ、うぁ…、いいから。
杏寿郎ぉ…、止めない…でッ」
感じているのは
快楽だけだないはずなのに
そのままでいいと言って来る
「…っ、みくりッ、…ハァ、
ふ、ハァ、みくり、君の口から
そう、言われたい…んだ、頼む」
俺が今まで 何年もかけて
築き上げてきた この
小さなユガミノクニが
ガラガラと音を立てて
崩れ落ちて行く音が聞こえる…気がしていた
「ンぁあぁっ、んッ、はぁあぁ、ん
杏寿郎ぉ、好きっ、…杏寿郎が、
好き、好き…だよ?私っ、杏寿郎が
んんぁあん、好き…」
そう言い終わるや否や
唇を塞がれてしまって
パンッパンっとお互いの
肌のぶつかり合う音がする
杏寿郎の律動が
それまでとは比べ物にならない位の
激しい律動へと変わって
彼がそうなりそうなのだと
知った
「はぁあ、ああぁっ、
ぁあん、はぁふぁ、ん゛ぁあぁンんぅ」
達してもまた更に
昇らされてしまって
ギュウギュウと自分の中が
杏寿郎のモノを
締め上げているのを感じる
ズパンッ ズパンッ
パンッ パンッ パンパンッ