第46章 ひめごと 1周年ありがとう記念 ※裏なし お相手:色々
「その顔は、昨日の夜の事…
思い出しちゃったって顔ですか?
何だったら、今から思い出しますか?」
ニコッといつもの笑顔で
とんでもない事を炭治郎が言って来て
「やっ、それはダメ…んっ」
そのまま唇を塞がれて
唇を彼に食まれてしまう
「と言うのは、冗談ですけど。
朝ごはん、出来てますよ?」
そう言って身体を支えれて
ベットから起こされてしまって
「ちょ、炭治郎君?そこまで
して貰わなくて、大丈夫。
小さな子供でもここまでして貰わないし」
履きやすい様に スリッパの位置まで
整えられてしまって
そのまま 手を引かれて
立ち上がらせられると
反対側の手を腰に添えられて
寝室を出た
「みくりさん、先に洗面されます?
おトイレも行かれますよね?
それとも、先に食べちゃいますか?朝ご飯」
「ねぇ、炭治郎君」
「はい!何ですか?みくりさん」
炭治郎君は普段から優しいけど
今日はとりわけ優しい
「今日って、何かの日だったっけ?」
「そうですよ。大正解です!
今日は、俺とみくりさんの
大事な日じゃないですか。だから
今日は、全部俺がしますから」
「え?でも、付き合って一周年って
一方的にサービスする日だっけ?」
きょとんと炭治郎が
大きな目を更に大きく見開いて
「え?いけませんでしたか?」
「でも、限度って物も…あるし、
2人でお祝いしない?」
「はい。そうしましょう!
まだ、今からならお昼ご飯でも
食べに行ったりも出来ますし、
どうしますか?みくりさん」
至れり尽くせりのサービスは要らないと
言ったのは言ったけど
洗面と朝食を済ませると
片付けもさっさと終わらせちゃうし
ドレッサーに向かって化粧をしていると
鏡にこちらを見ている
炭治郎が映って居て
「見てるの?」
「ええ、見てます」
「邪魔は?」
「したら怒るでしょ?いつも」
そう言いながら項に掛っている
みくりの髪を左右に分けて
項を露わにさせると
ちゅう…と 項にキスをして来て
「今日は髪、降ろしたままに
して貰えますか?みくりさん」
そう言ってそのまま
そこに吸い付いて自分の印を残した
「返事まだ…してないよ?私」
「そうでしたね。だったら、
そうして貰っていいですか?」
そう悪戯ぽい口調で炭治郎が言って来て