第45章 にゃんにゃんにゃんの日 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「どうだ?みくり
悪くない話だと、思わないか?」
要するに猫の恰好したら
沢山撫でて貰える…猫として
って事?そうか…猫の恰好したら…
「それは、魅力的…かも…」
果たして それで良かったんだろうかと
疑問に思わなくもないけども
頭 ナデナデに懐柔されてしまった私は
杏寿郎がお風呂を済ませた後に
お風呂に入って
バレンタインデーの時に買った
赤のスケスケのベビードールを
湯上りの身体に着けた
洗面台の鏡にその姿尾を映すと
あのバレンタインの時の事を
つい思い出してしまって
きゅんと…自分の身体が
期待をしてしまってるのに
気づかされてしまって
杏寿郎の事呆れつつも
感化されてしまって居るのは
確かだった
首輪は杏寿郎が持って行ってしまったから
恐る恐る鏡を見ながら
自分の頭にカチューシャになった
黒の猫耳を乗せてみる
「意外に…、似合わなくも…ない?
悪くないかも、可愛いな…、猫耳」
ハロウィンの時期に100均で
猫耳のカチューシャ売ってたから
実は猫耳のカチューシャは持ってるんだけど
こんなにふかふかなファーでもなくて
やっぱり 100均のは
100均のクオリティなんだなぁと
そう思って ちょっと感心してしまいつつ
スケスケの赤いショーツに
ピンで挟んで固定するようで
尻尾にはワイヤーが入っていて
角度を曲げて調整できるようだった
肉球がついたグローブをはめて見て
鏡に向かって
猫の定番のポーズをすると
「ニャー」
と鳴き声を真似てみる
無意識でついそうしてしまって
しまったと思いつつも
寝室で待っている
杏寿郎の元へと向かった
気が付いたけど
このグローブにはちゃんと
ぷにぷにの肉球がついていて
指を入れられるようになってはいるが
入れる先は4か所しかないので
どこかの指は一緒に入れないと
そう思って人差し指と中指を
くっつけてグローブを装着すると
ぷにっとそのグローブに
ついて居る弾力のある
肉球を自分の頬に押し付けてみる
ぷにゅぷにゅ…
え?これ、シリコンかなのかな?
凄いぷにぷにしてるんだけど
これで猫パンチしたら
凄いっ 気持ちいいのでは?
自分の両方の頬にぎゅっと
その肉球を押し付けて
みくりがその顔を緩ませていた
「って、杏寿郎の事っ
待たせたままだったッ」