第45章 にゃんにゃんにゃんの日 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
それに杏寿郎 私を
アレンジするって言ってたよね?
「アレンジするって、
何をどうするつもりなの?」
「ああ、気になるか?
前にクリスマスの時にサンタの
服をドン・キホーテで買った時にな、
一緒に買ったんだが…その、
サンタの恰好に
足してもいいかと思ってな」
はい と杏寿郎が
みくりの手に何かが
入った袋を乗せて来て
サンタの恰好に足すって
オプション的なって事?
みくりが手渡された袋の
中身を確認すると
猫耳が見えて
いや 耳だけじゃない
尻尾と 後肉球がついたグローブと
それから 鈴の付いた首輪が入って居て
黒猫なりきりセットと
書かれた紙がついて居た
要するに 杏寿郎は猫耳サンタに…
したかった…って事?
じとっとした視線を
自分の手元のそれと杏寿郎に
交互にみくりが向けると
「要するに…、杏寿郎はさ
コスプレえっちがしたいって事?」
「いや、それは違う」
「何が違うって言うのっ、
猫耳付けたままでしたいって事でしょ?」
「それは違わないっ、その…
猫…に、なりきって貰いたいんだが?」
え?どう言う事?
猫の恰好するだけじゃなくて
猫になりきるって事?
「要するに、君が猫になって
俺は、君の飼い主になる訳だが?」
コスプレじゃなくて
イメクラ的な…って事?
「でもそれだったら、
飼ってる猫とエッチな事する
飼い主って…居ないんじゃないの?」
「あくまでも、設定の話だからな。
俺を哀れな物を見る様にして
見ないでくれないか?みくり」
カサカサと袋の中身を確認すると
ある事が気になって
「この尻尾のやつは、服着ないと
付けられないんじゃないの?」
「あれがあるだろう?
バレンタインの時のあの赤の下着が
あっただろう?赤と黒は相性がいい
色だからな。きっと似合うと思うんだが…」
「それってさ、メリットある?私に」
ふっと杏寿郎が口の端を曲げると
「俺の猫になるんだから、
当然、頭ナデナデは幾らでもになるな」
「なっ!頭ナデナデ…がっ」
頭ナデナデと言う単語が
みくりの脳内をグルグルと回って居て
思わず その魅力的なキーワードに
首を縦に振ってしまっていた
「ね、ね、撫でて貰えるのは頭だけ?」
「猫が撫でて喜びそうな所は
当然、撫でるつもりで居るがな?」