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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第45章 にゃんにゃんにゃんの日 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



サラっ…と 杏寿郎が
みくりの髪を一束すくい上げて
その髪をサラサラと指を滑らせて

ゆっくりと零して行くと

ジッと私の目を見つめている
杏寿郎と視線がぶつかる

「食欲が満たされたんだ…、
次は当然…あっちも…、
君が俺を…満たしてくれるんだろう?」

そう熱を帯びた声で
耳元で囁かれて
その吐息が耳をくすぐってくる

「あっち…って、言うのは…
どっちの方…なの?杏寿郎」

「何だ、皆まで言わせたい…と?俺に?
良いのか?俺にそう言ってしまって。
君に俺が…、満たせないとは
言うつもりでもないんだろう?みくり。
それに、俺を満たしていいと
許されているのは、君だけで。
それはまた、その逆も然り…じゃないのか?」

鼓膜を揺らす 杏寿郎の声から
普段の杏寿郎にはない
艶のある色気を感じてしまって
ゾクゾクと背筋が震えるのを感じる

「もう、腹は十分に満ちたんだ…」

「だったら、それは食べないの?」

用意した酒のつまみが残ってると
言いたげにみくりが
不満そうに杏寿郎に返して来て

「今は、俺は…君が食べたいがな…」

「なっ、私だったら、…いつも
食べてるでしょ?割かし…頻繁にっ」

そうキスをして来ようとする
杏寿郎の顎をグイっと押して
逸らさせるとみくりがそう言った

「いつもの君も、俺は美味しく
頂かせて頂いているつもりだが…、
なら、今夜は折角のスーパー猫の日なんだ。
いつもと違う君を、頂きたい所だが?」

「いつもと違う私だったら、
つい先日、頂いたばかりじゃないのっ!
あの、バレンタインの時だって
いつもと違う、私だった気がするけどっ、
んっ、ちょ、っと…杏寿郎ぉ」

キスをされない様にと
彼の唇を覆っていた手を
杏寿郎にペロリと舐められてしまって
思わず声が震えてしまって居た

「丁度いい感じに、猫の日らしく
君をアレンジできる物が
あったりするんだがなぁ~、どうだ?」

「ねぇ、それって、その…
プロシュートのお詫び…って事なの?」

私が言った事が原因で
杏寿郎が食べたいって気持ちになったのを
私が我慢させている
お詫びと言う意味なのかな?

「猫の日は、来年も来るが、
特別な猫の日は今日だけだろう?」

「まぁ、それはそう…なんだけども」

一体 杏寿郎は何がしたいんだろう?


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