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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第45章 にゃんにゃんにゃんの日 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



美味しくて当然だと
言いたげにみくりが返して来て

「だが、好きじゃないんだろう?」

「別に、キャビアに恨みはないけど?
ああ、そうだ、杏寿郎。
プロシュートあるけど?食べる?」

「それで、君は今日はサングリアなのか?」

「プロシュートを、
クレープみたいにしてね、
そこにオリーブの実と八朔をね
そのプロシュートで包んで
四つ折りにしてバジルソースを掛ける」

そうみくりが杏寿郎に言って来て
杏寿郎の脳内でそれが完成した図が
浮かんで来て

持っていた茶碗を置いて
リビングのテレビの横に置いてある
ワインセラーの前に立って
徐にその中からワインを1本取り出すと

「なら、赤だろう?
勿論だが、君も飲むよな?」

「まぁ、これ飲み切ったら
一緒に飲んでもいいけど…。
私まだ、それ用意してないよ?」

そうみくりが安物の
サングリアの瓶を持ち上げながら言って

「サングリアなんて、甘すぎるだろう?」

そう言うと みくりの手から
サングリアの入ったグラスを
杏寿郎が手に取って
グイっと飲み干してしまって

「あっ、ちょっと…何するのよ?
それ、飲んでたんだけど?もぉ~。
ちょっと、強引すぎじゃない…」

ふっと杏寿郎が笑みを浮かべると

「強引な男は嫌いか?」

「そりゃ…、強引よりは…優しい方が」

「優しいだけじゃ、
つまらなくはないか?君の事だ…、
優しいだけの男じゃ、
退屈するんじゃないか?」

杏寿郎のその言葉に
みくりがムッと顔を僅かに顰める

「強引は強引でも、種類があるじゃん」

「種類…か、なら…
強引な俺なら…どうだ?みくり」

そう言って持っていた
ワインの栓を抜いて

無理やり 空にさせた
みくりのグラスに赤ワインを注いでいく

トクトク…トク…と
グラスがワインで満たされて行く

「わざわざ飲んでるグラスを
無理やり空けさせて、ワインを
飲ませようとして来る人の事?」

「いいだろう?どうせ明日は休みだしな
少し位、酔ってしまってもここは
家なんだし、帰れなくなる心配もないだろう?」

そう言ってさっきまで
ウイスキーのウーロン茶割を
飲んでいたグラスに
杏寿郎がドボドボとワインを注いで

「せめて、グラス…変えたらいいのに。
香り、混じっちゃうよ?杏寿郎」

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