第44章 3度目のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
そう言って拗ねるみくりは
この上なく可愛らしいな…
「出来たぞ。
こっちも履かせてやろう」
まだ履けてない方の足を
出すように促されて
みくりが組んでいた足を組み換えると
反対側にも同じように
杏寿郎が
ガーターストッキングを履かせてくれて
「だったら、最初から
自分で履いたのに…ッ」
「全部着けられると困るからな。
流石に、これが付いたら目立つだろう?」
そう言って チョコレートシロップを
手に取ってその蓋にキスをしながら
杏寿郎がそう言って来て
杏寿郎が立ち上がると
上から見下ろして来て
「似合うな…、君は色が白いから
赤い下着が映える…、普段の下着も
赤にして貰いたいぐらいだが?」
そう言いながら 自分の指差に
ほんの少しだけシロップを付けたので
やっぱり杏寿郎 チョコ苦手なのに
無理しちゃってと思いつつ それを見ていると
杏寿郎が指先に付けたシロップを
ぬりッ…とみくりの下唇に塗りつけて来て
それを自分の舌で丁寧に舐め取る
あくまでも 塗ったチョコのシロップを
舐め取っているのでキスとはちょっと違う
「甘いな…」
そう短く言うと
指先に残って居たシロップを
杏寿郎が見せつける様にして
自分の唇に塗って
顔を近付けて来たので
杏寿郎の胸に手を添えて
身体を伸ばすと
彼の唇に付いたそれを舐め取った
「んっ、…杏寿郎…ッ」
こんな格好をしてるからなのか
大したことは何もしてないのに
厭らしい事をしていると言う気分がして来て
杏寿郎が今度は指先だけじゃなくて
人差し指と中指を付けてその
溝になる部分に
チョコレートシロップを垂らして
「こっちも…、舐めてくれるか?」
彼が手を返して来たから
その間から垂れそうになったのを
慌てて舌で受け止めて
そのまま彼の指に自分の舌を這わす
舐めている舌に指を擦りつけられて
舐めてるのか舌にシロップを
塗られているのか分からなくなっていると
顎を引かれて口を開かされて
杏寿郎の舌に自分の舌を攫われてしまう
ちゅ…っくちゅ…
舌で舌を絡み取られて
舌で扱かれてしまって
「まだ、キスだけしかしてないが、
随分と厭らしい顔になってるぞ?」
「やっ、…厭らしいくなんて…ッ」
スルッと太ももを撫でられて
フェイスラインに掛る髪を耳に掛けられる
