• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第44章 3度目のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ



その盛り付け方に既視感があった

その違和感の様な物は
隣に居た杏寿郎も感じていた様で

「気になる事があるんだが…、
この料理に見覚えがあるのは
俺だけの気のせいだろか?」

この豪快な量のボリュームの
ワンプレートのランチを提供してくれる店に
何度か一緒に行った事があったからだ

「杏寿郎も…、そう思ってた?
私もそれがね、気になってたんだけど。
あの店の、盛り付け方に似てるなぁって。
あそこ、名前覚えられないんだけど。
ホラ、テントウムシの店…」

テントウムシの店と言うのは
みくりが付けた通称の様な物で
フランス語かそっちの長い店名だったので
しばしばに社内でもテントウムシの店で
会話の話題になる店の事で

味もいいし 値段もそれなりで
兎に角ボリュームがあるので
男性社員にもリピーターが居る喫茶店だ

「ここの料理が、
あの店と提携してるのか?」

ワンプレートでボリュームが多いだけなら
盛り合わせれば同じように見えるか
そう杏寿郎が考えていると

「大根サラダ、食べたら分かるよ。
あそこの大根サラダのドレッシングは
そこの自社製だから。味が違うもん」

似てるのは見た目だけなのかは
大根サラダを食べたら分かると
みくりが言って来て

「そう言えば…、前に一度
レジの横に売ってたドレッシングを
買って帰った事があったか」

隣の方に目を向ければ
美味しそうな顔で
大根サラダを頬張ってるみくりが見えて
聞くよりも食べた方が早いかと
杏寿郎も大根サラダをフォークで
一口 口に入れた頬張った

「…この味…、やっぱりあの店の」

「そうだよね?テントウムシの店の味する」

何かそれを確定付ける物がないかと
デザートのメニューを見ると

「あ、このイチゴのパフェも
あそこと一緒だね、クレープも
美味しいもんね、フルーツ沢山で
あ、ここに、同じロゴが付いてるよ」

そのメニューの端に
その喫茶店のロゴと同じ
テントウムシの点が一つだけ
ハートになっているロゴを見つけて

どうやら このホテルは
あの喫茶店と業務提携をしてるのだと気が付いた

「やっぱり、それで合ってるみたい。
あの店の店長さんの弟さん夫婦が、
ここのオーナーなんだって」

総合案内の冊子を持っていた
みくりがそう杏寿郎に声を掛けて来て






/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp