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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第15章 バンバンジー










山本に気圧される研磨みるのおもしれーわ。
最終研磨がやり返すってのがよく見てたパターンだけど…
今回は違うみたいだな。









「だからあれだろ?
彼女いるっつったのは、おれは穂波ちゃんのものだって牽制だろ?」









…ほぉ。
あんま考えてなかった、そこまで深く、俺は。
ただ事実を喋っただけ、隠すことでもないし。くらいのことかと。









「………」

「猛虎さん、それどーゆー意味っすか!」

「どういう意味ってそのまんまだよ。
いやだってそうだろ、高校んとき研磨よく言ってただろ、リエーフお前も言われてただろ、
穂波ちゃんはおれのだからって。
おれのおれのってすげーマーキングすんじゃんって見てたけどよ」

「………」

「今離れてみて、んで、研磨と穂波ちゃんっていう2人での存在を知らねー人に会うようになって、
逆に言いたくなったんじゃねーの、おれは穂波のだから、っつって。
穂波ちゃんを自慢したいとか、彼女の存在を匂わせたいとかじゃねーだろ。
おれは穂波以外興味ねーからっつって牽制してんだろ。 …ったく、調子に乗りやがって」

「………」









こっち系の話でまさか山本がここまで考えがあるとは。
っつーか研磨のことを理解してるとは。
正直意外で、みんな静まり返った。
研磨がなにも言い返さないのはそういうわけだろ。










「そうなんすか、研磨さん!」

「…そうだけど、そうじゃない」

「さっきからなんだよ、それ」

「…DM見てないって言ったけど最初の頃何通か開いたことあるんだよね。
全部じゃないけど卑猥なのとかあって、ハダカの写真とか。気持ち悪くてみるのやめた。
仕事のDMくるから、DM対応してくれるスタッフ雇いだしたんだけど…
この間の配信が功を奏したのか、そういうのだいぶ少なくなったらしい」

「…へー、有名人も大変なんすね」

「…ふ、リエーフもなにかしらあるんじゃないの?
…でもさ、YouTubeのDM機能はイマイチすぎるから、無くしたい」

「…無くしたいってどうやって」

「そりゃ、発言権手にして、お願いするだけだけど」

「………」

「だからそういう意図もあった、どっちに転ぶかはわかんなかったけど」









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