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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第15章 バンバンジー























「お客さん、研磨くん知ってはるんですか?」











話が一旦落ち着いたかないうころに
空いてる皿を下げに行った時にそれとなく聞いてみる。
すんません、聞こえてまって とつけ足して。











ふっと俺の顔をみたその彼氏は、あからさまにぎょって表情をする。













「…宮っ ツインズの弟さん?」

「あぁ、そうです。 ほか、代表決定戦やからバレー部やったんや。…今も?」

「…今も大学のサークルでやってます」

「えぇ、優、今年からVリーグ入団したじゃん。なんで嘘つくの?」

「ミカちゃんっ」

「…あぁそうなんすね、続けてはるんすね」










侑は高卒で入団早々から試合でとるし、division1のチームやし、
…ちゅーか侑やし、なんか色々めんどくさいやん、
来年のオリンピックの代表候補になっとるし。
トビオくんはほぼほぼ確定で、ツムはまだ候補やけどな。
そんでも日本代表候補やんな、
そういうんもあって俺にも言いにくい節があったんやろおもて。

そこ掘り下げんとこ、みたいな。











「今こんな人少ないから居りずらいかもしれんですけど、
よかったらゆっくりしてってくださいね。
この調子やったら全然音出してここで観てってもらっても構わんですし。
…ですよね、ケンさん?」











ホールに出るとたまにしゃしゃってまう。
自分の店やないのにこういうこと言い出してまう。
慌ててキッチンの中におるケンさんに確認いれた。











「ごめん、なんも聞いてなかった!笑」

「…研磨く いやコヅケンのライブ配信、
店このままこの感じやったら観てってもらっていいっすよね」

「………」











やば、返事ない。
いつもしゃしゃってまうの、気にせんでええ、むしろありがたいって言ってくれるけど、
これはちゃうやつやったかいな。












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