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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第15章 バンバンジー























「…なんすかこれ」

「なんだろね」











昨日金曜で、ほんでなかなかにいそがしかった。
飲食店でいういそがしいはありがたいことやと思う。
おかげさまで、ちゅーやつや。







ほんで今日、土曜日。
仕込みからやらせてもらうで早めにケンさんの店に入ったときから、
開店15分前まで、予約の変更の電話がめっちゃ入った。

個人経営の店やし、
キャンセルはありがたいことになかったけど、
予約もらっとった分は全部、1時間程度早くしたいいう電話やった。

ほんで今、21時。
まだラストオーダーにもならへん。
なんなら今からまだいけます?いうて入ってくる人も普通におる時間。










…侑とあとカップル2人がおるだけなんやけど。










「…なんか一気にひいたね、お客さん。
みんな、コヅケンの配信みるために帰ったのかなぁ」

「…そんなわけないでしょ、って言いたいところだけど
いろんな席からその話題聞こえてたからまぁ、そうかもね」

「優もみたいんでしょ?」

「いやでもミカちゃんとせっかく旅行来てるのに、ライブ配信なんてみないよ」

「私も見たいって言ったら?」

「え!?」










蛇みたいな顔つきの男性と、
目っぱっちりな明るい女性。
お客さんやしそういう言い方なるけどまぁ、歳は俺と同じくらいやろっちゅー雰囲気。

店内が静かやで、
どうやっても声が聞こえてまう。











「ミカちゃんもコヅケン好きなの!?ゲームしないのに」

「うん、学校のみんなもみててすごい勧められて。
すごいよねぇ、声も喋り方もいいし、手指がすごいセクシー。
ゲームしない子もみんなみてるしちょいちょい話題になってるよ?」

「…セクシー」

「でもさでもさ、今日顔出し本当にするかな?公式な情報じゃないよね?
優は知ってる人かもって言ってたよね?」

「……うん、もしゲーマーのKOKEと同一人物ならね。
ミカちゃんも観にきてくれたでしょ、高3の時の春高の代表決定戦で……」













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