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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第14章 蜂蜜











──「そうだ研磨、決まった、進路」

「…へぇ、どうするの?」











翔陽くんはビーチバレーで修行をしたいんだって、ということは研磨くんから聞いていた。
でも、鵜飼コーチ経由で猫又監督だとか沢山の方に相談をしているけれどなかなか、繋がっていかない、とも。











だからその、進路が決まったっていうのは、何か道が開けたんだろうって思った。

研磨くんが以前宮城で翔陽くんに言った言葉を思い出していた。








「翔陽、とりあえず思いつくこと、想像していけばいい。
やっていくのは今の状況だと無理があるから。

すこし頑張って情報集めて、シミュレーションして、
そこから派生した問題とかをまた頭の中でクリアして。

必要な人とか出てきたら、その人はキープして
…今までと一緒。 今までみたいに、でももっと…
もっと工夫して、もっと広げて、それからもっと…



…迷惑かければいいと思う」












結論から言うと白鳥沢の鷲城監督が紹介をしてくれることになったそう。
期限も、鷲城監督が2年って。
その前に1年、入念に準備しろって。

何でそんな準備がいるのかっていうと、
その、鷲城監督が紹介してくれるビーチに転向した教え子の方はブラジルにいるから。
つまり、翔陽くんは一年後、ブラジルに渡るのだ。
2年間という期限付きの、修行。

濃ゆく実り大きものにするために、今はその準備期間のまた準備期間っていう段階。












「…いいね、がんばって」













研磨くんがその話題に対して発言したのは、そのくらいだったと思う。
へぇ、とかふーん、とかくらいは他に呟いていたとは思うけれど。












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