• テキストサイズ

【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第3章 くじら


ー研磨sideー






もっかい布団はいってゲームしながらごろごろしてたら
2度寝しちゃってちょっと遅れて朝食。

虎とリエーフにうるさく起こされたけど、なかなか起きれなかった。
2度寝って、そういうとこある。







『あ、研磨くん』

「…ん、寝ちゃってて遅くなった」

『…ん? あ、2度寝したの?』

「うん、穂波行っちゃったしって」

『…研磨くんとまた2度寝したいなぁ』

「…ふ そだね、おれも一緒にごろごろしたい。ここで食べて良い?」








遅れてきたから月島とか来ちゃってるかなって思ったけど誰もいなかった。
阿部さんは向こうで何かを潰してる。

穂波は火の通った茄子の入ったボウルに、
ササミかな?鶏肉を裂いていってる。








『うん、もちろん。嬉しいです』

「…ん。 いただきます」







参鶏湯、青梗菜とエビの塩炒め、もやしオムレツの中華黒酢あんかけ、
叩ききゅうりのラー油和え、中華風五目ひじき、トマトととうもろこしと大葉のサラダ







なんか、中華っぽいけど。
がっつりじゃなくて、味付けがちょうど良くて。

そうだよな、中国だって朝食は食べるんだし、
朝に合う中華だって普通にあるよな、
とかすっごいどうでも良くて且つ当たり前なことを思った。






「…うま」

『…ふふ、よかったぁ』

「ねぇ穂波」

『ん?』

「明日、何してる?」

『明日?明日は、花ちゃんのレッスン以外特になにもないよ』

「おれ、休みだから」

『うん!会えるの?』

「…ん、会いたい」

『…じゃあ、研磨くんのお家に行きたいな』

「…ん、わかった。じゃあ、それで」

『わーい♡お昼作って持っていく!』

「別に、うちで作っても良いけど」






穂波は綺麗に台所使うし、
そもそもうちの親は穂波のこと好きだから
全然、気にしない。むしろ、台所使ってくれるなんて ……みたいだって喜んでる節がある。

え?聞こえないとか言わないでね。
2回いう気、ないし…





『うん、じゃあ考えとく♡』






穂波が料理してるとこみるの、ほんとすき。
だから何ってわけじゃないんだけど。
所作が綺麗で、無駄がなくって、一つ一つが丁寧で、見てて気持ちいい。




/ 1069ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp