• テキストサイズ

【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第12章 Hi!


ー穂波sideー








感じすぎて苦しくて、
いっそ一思いに…じゃないけど。

もう、一緒にイかなきゃ、無理だと思った。











「…やっと、」

『…?』

「……ここからは優しくするから」

『………』

「安心して、最後までおれにゆだねて」

『ん、』











優しく目を細めて、頬を撫でながら研磨くんはそう言って。
それからキスで、口を塞いだ。

わたしの右膝の裏は研磨くんの左手がぐっと抑えていて
自然に腰が浮く。軽くまるまるような、感じ。











さっきまではずっと前後に腰を振って突かれていたけど、
ぐりぐりと奥を擦るようにされる。
たまに、とんとんって小突くような時もある。

一思いに、なんて思っていたけれど、そうだ彼は研磨くん。

最後まで、しっかりわたしを墜としきる。











とにかく、深くてじわじわとくる快感を、
絶え間なく浴びせされた。

奥に当てながら、深い深いキス。
舌を絡め吸い付き、呼吸のタイミングをも合わせて。











「ねぇ穂波」











唇を合わせたまま、研磨くんがわたしの名前を呼ぶ。
触れるか触れないかよりもう少し、触れてる、あの距離で。











『…ん、』











腰は依然として動き続けてて、
ねっとりとじっくりと確かに波が昂っていて。

言葉と言葉、 というよりもはや音と音の間に、
お互いの吐息が混じって。
そしてそれを肌で感じながら、腰を浮かせ腰を揺らして。

甘く、熱く、とろけるような、時間。











「すきだよ」

『…ん』

「…おれももう …ッ」

『んっ 一緒にイこ?』











言葉を言い切るか言い切らないくらいのうちに、
キスで口をふさがれて。


手を繋いで指を絡め、
舌をからめ、脚も… 全部を絡めてくっついて、わたしたちは一緒に達した。












布が擦れる音。
夏の夜特有の音。
わたしたちの息の音。












静かなようで、饒舌な音が包み込んで、
そのまま2人、夜に溶けていってしまうようだった。









/ 1061ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp