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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第12章 Hi!


*裏(〜P767)









ちゅ、ちゅと甘いリップ音をさせながら、
研磨くんは首から鎖骨、肩へとキスを落とした。

それからまだ布に覆われた箇所はスルーして
お腹の色んなところに唇で、鼻先で、指で触れていく。











『…ん、』

「ん、いい子」










身体を隠すように覆ってた腕を下げたままにしていることにかな、
左手を繋いだまま、右手はシーツの上で泳がせているわたしに研磨くんは優しく声をかける。

いい子、だって。

研磨くんが使わなそうな言葉だなって、くすぐったい。











繋がれた手がそっと解かれ、
研磨くんは少し後ろに下がると右脚を浮かせた。









親指にキスが落とされる。











いつも足の指を舐めるときは、研磨くんは律儀に舐めていいか聞いてきていた。
こっちの気持ちを汲み取って、恥ずかしいとはまた違う部分の線引きみたいなのを、理解して。

でもこの日は、そんな言葉もなく、そのまま、親指に舌を這わせそれから咥えた。











『…ッ研磨くん、』

「………」











空いてる手でふくらはぎをさわさわしながら、
丁寧に指とその間を舐めて、咥えて、吸い付いていく。

くすぐったくはなくて、よくわからない気持ちよさ。

直接的な気持ちよさじゃなくて、じわじわ、身体に作用してくるこの、感じ。

それから、それが段々と、段々と、完全に直接的なものになっていく。

それに視覚的なものも加わって、それはより一層確かな感覚になる。











足の指を舐められているだけなのに、身体が芯からどんどんと熱くなっていく。











「…イっちゃだめだよ」

『…っ え? なぁに研磨くんっ』

「今日は初めてなんだから。 まだイっちゃだめ」

『…んっ わかっ』












研磨くんはわたしの返事を待たずに、
小指を咥えて舌を這わせる。

それから










ちゅぱっ










っと音をさせて口を離した。

その感触と、それから音に。

身体が、びっくりするほど反応した。













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