第9章 aims
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7月21日(月)
「…んー」
眩しくて目が覚める。
スイッチひとつでカーテン閉めれるのに。
そんなの忘れてたっていうか何も考えずに寝てた。
窓、大きいから。
その分、眩しい。
『研磨くん、起きたの?』
「眩しい」
『んね、眩しいね。でもそれもいっかーってそのままここにいた』
「…ん、のどかわいた」
『お水、冷たいのがいい?』
「…冷たくなくていい。飲ませて」
冷蔵庫にあったんだろうペットボトルが、サイドボードにあるのがわかる。
冷たくないって言っても、ひんやりはするだろ。
『…ん』
穂波はペットボトルの蓋を開けて水を口に含むと、
身体をかがめておれの口に移す。
少しずつ、確かめながら。
それから飲み終えるとそのまま舌を絡めてキスをして。
どうしようもない、おれらもう、今、獣みたい。
穂波を上に誘導してそのままいれそうになるから
缶から包みを一つ取り出して穂波に渡す。
クロがくれた缶のやつ、5個入りだから…
ここでるまでとりあえずあと一回しかできないじゃん…
そんなこと考えるおれを尻目に、穂波は口を使っておれのにつける。
それから跨って少しずつおれのを飲み込んでいく
おれに跨る裸の穂波。
背景は大きな窓、そこから見える景色。
なにこれ、すご。
なんか、制服感ある。
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