• テキストサイズ

【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第9章 aims


ー穂波sideー








38階までのエレベーターの中、2人きり… じゃなくてホテルの人も一緒に。
荷物があるわけでもないからいい、と研磨くんが断ったのだけど。
チェックイン、部屋でするんだって。

部屋の前に着くと革製のキーケースみたいなのをドアにかざして、鍵が開いて。
なんか、すごい、どういう仕組み?これ普通なの?とか思いながらも、
そんなこと言ってる暇はなく、今は、そんなことより。って感じで。
早く早く欲しいのに。焦らされてる感じがまた、煽ってきて。







部屋の説明はいらないから、って研磨くんが半ば強引にチェックインだけを済ませ、
ホテルマンが部屋を出るのを確認するころにはわたし達はもう、止まれなくって。






キスをして、服の上から触り合った。





翔陽くんにヤキモチ妬いて、こんなことになってる自分に呆れつつ、
どうして研磨くんまでこんな風になってるんだろって思う。

擦り付けるようにわたしの身体に触れる研磨くんのはもう、すごく硬い。







貪るようにキスをしながらその合間にお互い服を脱ぎ、
脱ぎ散らかしながら、ベッドまで移動する。









「一回、もう、シたい」








耳に甘く噛みつきながら、研磨くんがねだるように囁く。
そんなの…








『…ん、わたしも。欲しい』










良いに決まってる。








ベッドにとんっと倒され、研磨くんが覆い被さる。

「…あ、ゴム」










あ、そうだ。そんなのまさか今日持ってない…
今日の外出の目的は合宿にみんなの顔見に来ることだったから…








「…ちょっと取ってくる」

『…どこに?』

「鞄にある」








そう言って研磨くんは出て行って、
小さな缶を持ってベッドルームに帰ってきた。







「…クロがくれた、今日、会った時。
自分で買うし、意味わかんないって思ったけど。 助かった」







クロさんなんで… でもほんと助かった。
そんな風にまでクロさんにサポートされてるって思うと間抜けで、ちょっと笑える。









*裏が苦手な方はP461へ
/ 1061ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp