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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第8章 そういえば








それでわたしが自分のお小遣いの範囲でいつも買うのだけど。

結局、パスタとかちょっとしたワンプレートにも使える大きめのプレート2枚、
それから汁系の麺類とか丼物に使える深いボウル2つ、
カレーとかに使える、少し縁の上がったプレート2枚は。

研磨くんが後からお金をくれた。
必要なものじゃん、なくても何とかするのもおもしろいけど。って。





だから結局わたしが自分で買ったのは、
…って自分で買ったって言っても、生活費も家賃も払ってもらってるから、
そもそもが自分で、じゃないんだけど……

そんな御託は今更なんだかつまらないから、置いておくことにして……

研磨くんがお金を出さなかったのは、
箸置き(小さな穴が空いていて、積んできた小さなお花や葉っぱを飾れる!)、
豆皿、蓋付きの小さめの壺、それからスープカップ だけ。









今日、その箸置きには庭に生えてる、オオイヌノフグリを飾ってあって。
ぬか漬けは豆皿に、梅干しは壺に入ってる。

自分で買ったものは少ないながらも、
こうしてちゃんと、活躍させていれてることにむふふってなる。









そして研磨くんがあとから渡してくれたお金は貯めていくことにした。
口座を作るか?とも一瞬考えたけど、そんな頻度で起きることでもないし。
瓶に無造作にいれて、わたしの部屋の押し入れにしまってる。

小銭もこんな風に貯金してるんだけど。
理由はただ、ハワイのマヒナおばあちゃんの家のリビングの棚ににどんってあって、
かわいいなーって思ったから。

なんとなく、それとは別に小さめの瓶にいれた。









「ねぇ穂波」

『ん?』

「明日から弁当…作ってくれない?」

『え、あ、うん!もちろん。嬉しい』










一度お弁当作るよって申し出たのだけど。
穂波車校だし。 買えるし、毎日いるわけじゃないし…いい。って断られて。

まぁそっかそうだよな、自由に食べたいよねって普通に思って普通に引いた。
ショックとかは1ミリもなくて、はっきり言ってくれてむしろ嬉しかった。

こういうところがまた、すきなところ。
ラクなところ。 って、心から思った。











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