第7章 su casa
ー研磨sideー
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「………ッく…」
『………んッ』
穂波のナカで果てる。
すっごい気持ちいいなにこれ。
「………ぅ…」
『………』
「…ぁ、ちょっと……」
一緒にイって。
穂波のナカの動きを感じて。
なんか気持ちよすぎてキスもできずに固まってると、穂波の腰が少しうごいた。
別にそういう動きじゃなくて、ただ、位置を少しだけ動かしただけ、みたいなそういう動き。
なのにそれが、刺激が強すぎるくらいに感じて。
痛いんじゃなくてなんか… 気持ちよくて震えた。
『…痛い? じっとしてるね』
「ううん、全然。 気持ちよすぎてやばい…… 溶けた……」
『…ん 研磨くん もう一つだけいい?』
「…ん?」
流石にもっかいは、無理かも。
『動けるようになったらキス、して?』
「…ん、する。 当たり前」
今、キスしたらなんか… 失神しそう。
もうちょっと、あとならいつも通りできる。
あと少しだけ、このまま。じっとして…
それからそっと引き抜いて。
ほんとは繋がったままキスしたかったけど、溢れてきてもいけないし。
あーぁほんと、この後もずっと繋がれてたらいいのにって思ったり。
とにかく穂波のその柔らかい唇にキスを落とす。
何度も何度も。
あいしてる、って伝えるみたいに。
「…明るくなってきた」
『…だね ふふ もっかいしてくれてありがとう』
「気持ちよかった」
『ん、すっごく。 どうしようね、寝る?それとも起きて少し動いて、お昼寝する?』
うわ… そっかそっちもあるのか。
このまま寝る一択じゃないんだ。
どっちもいいな。
どっちもしたいけどどっちもはできない。