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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第7章 su casa


ー穂波sideー








繋がったまま、お互いに触れ合ってもう、どのくらい経ったんだろう。
カーテンの隙間から見える空はまだ、暗いけれど、真夜中のそれとは違う。
たしかに空気が変わってるのがわかる。

あるんだよな、あれ。不思議な境界線。
何時、とか決まってるわけじゃないんだけど。

夜と朝との境界線。

はっきりとした境界線はもうちょっとあと。
鳥がさえずり始める頃。

今感じるなにか変わってる空気は、もっとぼんやりしてて。
きっと今は3時半、ごろかな。











「穂波、おれさ…」

『…ん』









額を合わせて、頬を手で包みながら研磨くんが何かを。










「もういいや、って思ったけど… やっぱ ちょっと イきたい 一緒に」

『…ん 一緒に』










そう答えると向かい合って座っていた姿勢から、優しくそのまま押し倒されて。
腰がゆっくりと動き出す。








繋がってただけでかなり、仕上がっていて。
繋がってるだけだったのに、何度かイっていて。

そこに滑らかに動き出したこの感覚に、
押し寄せる快感に…








『…んぁ 研磨くっ……』

「いいよ、最後おれと一緒にイってくれれば 何度でも イッていいよ」

『………っん…』










呆気なく流されて溺れる。










ダメだ尊い。

目の前で、わたしに覆い被さって、
優しく且つ色っぽい目でわたしを見つめながらゆっくりと腰を揺らす研磨くんが。

尊いし、甘いし、気持ちいいし、こんなの溺れるに決まってる。








何度でもイっていいよ… だって…
言われた通り、またすぐに 熱いものが押し寄せる












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