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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第7章 su casa


ー研磨sideー









『…ん …ッ ………』








静かじゃないけど静かな、木に囲まれたここの夜の空気に吸い込まれる。
穂波のいつも以上に静かな、それでも溢れる甘い息が。声が。

妙におれを、唆る。








鳴かせたい、とかじゃない。
ただただ、なんか唆られるんだ。

エロい。

空気が丸ごと、エロい。









胸の突起を舌で転がしたり、吸い付いたり。

それからキャミソールを脱がせてお腹とかおへそとか、触れていく。

声が出ない分、捻れる体が、浮いた腰が、今までの割増で色っぽい。








パジャマのボトムも下着も、脱がせて、それから穂波に口付ける。
穂波はおれの服の裾に手をかけて、脱がせようとする。
一度口を離して脱いで、また深く深く、口付ける。

キスしながら、穂波の割れ目に指を這わすとクチュって音がする。

なんか… 少しの音が、割り増しでやらしい。








そのままそのとろとろした愛液を絡めとるように上下に動かすと、


『…ッ ん…… 研磨くん……』


小さな声でおれを呼ぶ。









この家には誰もいないのに。
おれらしか、いないのに。

みんなが集まってる住宅地の家でシてるときよりずっとずっと…静かだ










「…ん?」

『すき』

「…ん、知ってる」

『…ッん』








応えながら指を沈め、
沈めながら再度、唇を重ねる。










とんとん、って指2本を穂波のいいとこに。
とんとんとんって。規則的に触れ続ければ、どんどん波が高鳴って、

『…ッあ ………っ……』

腰を浮かせ、身体を震わせ、おれの指をキュウと締め付けながら穂波がイく。








指の動きを止めて、しばらくその穂波の姿を見つめる。
とろんとした、色っぽい顔でよこたわる穂波の姿を。








かわいくていとおしくてたまらなくて、
ずっと見てられると思いながら、見てられなくなる。
変なの。矛盾も甚だしいけど。

止まってられなくなる。

頬に、首に、キスを落とす。










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