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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第7章 su casa








「バイト中?」

「…まだ時間あるから切るなよ。 …いやちょっと… すげーな。 びびった。 
それで生計立ててる人がいるのは知ってたけどよ、身近すぎる身近におきるとビビるな」

「別に、大したことないよ」

「…で?その金、引っ越し資金にして次は?考えてんだろ」

「必要なもの揃えて、生活費にも充ててたら増やしてかないといけない」

「だよな。900万得て、そのまま引っ越すことにしたのはなんか次が見えてるからだろ?」

「…ワールドグランプリの出場権も得たから。とりあえず、6月にそれ、出る」

「…なる…ほど。つまり優勝した大会が日本大会とかアジア大会とかそんな感じだったわけ?」

「うん。日本大会」





ワールドグランプリへの出場権を賭けた大会の賞金が400万と500万。
それならワールドグランプリ優勝したら1大会2000万とか?いや3000万くらい?

とりあえずそれ狙って、次のステップに繋げるってことか。
いまいち何考えてんのかわかんねーけど、機材とかパソコンとかいろいろいるんだろ。






「…で、いくら貰えんの?優勝したら」

「6月にある方が、 …110」

「は?」





110千円…は低すぎだろ。
110万円も低すぎだろ?
他に単位何がある?





「…ふ」

「いきなり遊んでくんのやめろ、なに110って」

「…one hundred and ten million」

「…ワンハンドレッド エンド テン ミリオン」





ミリオンって百万?
ひゃくじゅうひゃくまん?

いやいみわかんねぇ、紙がねーと0の数数えらんねーわ。






ポケットから紙とペンを取り出して数を書く

110000000。

一、十、百、千、万……







「一億一千万…… 通貨は?」

「さすがに円だよ。1000000US$。 大体そのくらいだと思う」

「…へ、へぇ〜」






なんかもうよくわかんねーけど… ま、まぁ、まだその大金は手にしたわけじゃないし?
っていうか、研磨はこの先も研磨のままだろうし。
…とかよくわかんねーこと思って安心したりして。





「まぁいいわ。来月いつ休み取ればいい?」






引っ越しだって業者使わねーのかよ、とかさ。思うわけですよ。
声かけてくれて、地味に嬉しいわ、ともな。




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