第6章 リレー
ー研磨sideー
胸のとこを舐められ、指で触られて。
それから今、もう硬くなってるおれのを穂波は口に咥えてる。
おれに肩を出されて帯でかろうじてくっついてるみたいだった浴衣の袖は
動きにくいのかまた肩にかかってる。
「…ッ もういいよ、挿れたい」
気持ちよすぎるから挿れたいってよくわかんないけど。
どっちも気持ちいいのに。
いやでもやっぱナカが一番だから、もっと気持ちいいとこに行きたくなる。
穂波はヘッドボードにある包みを一つとって封を開けると
おれのに丁寧につける。
それから膝で立ってあてがい、ゆっくりと沈めていく。
「…ッ……」
『…っん…』
ちょっと前に挿れてたのに、まだキツくって。よくわかんない。
ゆっくり吸い付くみたいにおれのを飲み込んでいく。
奥まで沈むとキスをして、お尻をさわさわしてると呼応するように腰が揺れ始める。
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『…んっ けんまくッ すき』
穂波が上になって動いてくれて、
それから座って抱きしめながらシて、
いまはおれが上になってる。
下からぎゅうって抱きつきながら甘い息を漏らして、
おれにすきって言う。
だめだ、かわいい。
何度でも思う。
「…ん、おれも」
『…ん うれし…ぁ…』
「……ねぇ、穂波」
『…んッ?……』
深くに沈んだまま、腰を回すように動かす。
穂波の奥に当たる。ソコを擦るように、動く。
ついでにソトの蕾も擦れるんだよね、これ。
「さっき、なに言おうとしてた?」
『えっ? …んんッ …いっ いつ?』
動きながら話しかけても、気が散るどころか。
一生懸命答えようとするのがかわいいし、
穂波も穂波で気が散るどころか快感をひとつも逃せずによがる。
甘い声が、漏れる。
…だから、わざと話しかけたりとかしちゃう時ある。