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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第6章 リレー










「…ふ いじめないよ 痛いのとか苦しいのはしない」

『………』








それをわたしがいやじゃないことを知ってて、言ってるのがわかる。









「普通に、するから。 ね? 」









わたしを見下ろし、髪を撫でながら、にこぉっと微笑む。

…普通にするから もはや普通が何かもわからないし、
普通だからってどうとか、変態だからどうとか関係なく、
いつだって最高に気持ちいいのだけど……









「穂波はおれに委ねて。 気持ちよくなってたらいいから、ね?」











…それはつまり幸せで、幸せで、
それから気持ちよすぎて苦しいやつ、ではなかろうか









やっぱり、研磨くんはわたしをいじめる気だ。
優しく、嬲るように。

He’s gonna kill me so softly and so sweetly.
For sure, he’ll make it and I’ll be done totally.









わたしの感情を察したのかな、目を見つめるとふっと小さく笑みをこぼし、それから額に口付ける。
こめかみに、頬に、移動して耳へとたどり着く。
反対側の耳は研磨くんの細くて綺麗な指がいろんな風に触れてくる。





『…ん……』





耳たぶを甘く噛んだかとと思うと、つーっと耳の裏を舐め上げ。
そして耳を舌が舐め回す。

反対側の耳の穴を指で抑えられ、ぴちゃぴちゃと脳内に水音が更に大きく響く。
水の音って安心するのに、どうしてこの時ばかりはこんなにいやらしいの……








まだ、研磨くんの愛撫は始まったばかりなのに。









わたしは腰を浮かせ、太ももを擦り合わせ、研磨くんの浴衣の中に手を滑り込ませる。

もう、欲しいの。

もう、欲しい。









「…ふ まだだよ? ダイジョーブ、おれも一緒だから」










さっきはあんなに余裕なく色っぽくゆっくりできないって言ったくせに。

今は余裕たっぷりにでも同じく色っぽくそんなこと言う。
浴衣の下に入り込んだわたしの手を、そっと掴んで離しながら。









研磨くんのバカ。

なにを言ってもなにをやっても色っぽいなんて。

太刀打ちできない。











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