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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第6章 リレー


ー研磨sideー








「虎達は何もしないのかよ」








龍之介が虎に聞いてる。

穂波は今、烏野2年からのプレゼントを受け取って、
花と一緒に抱えた状態で音駒のマネ2人からまた何か貰ってる。










「研磨が別にこのタイミングじゃなくていいんじゃないっていうんだよな。
よくわかんねーけど、まぁ3年からは別のタイミングにするわ。付き合いも1番長いからな!」

「おぉー、何やら特別感出してんな」










…いや、そういうんじゃない。
ただ、なんとなく、別に今じゃなくていいんじゃないって思っただけ。
今はやりたいって言い出した2年の気持ちとかその繋がりでの烏野とか、そういう。
そういう、流れでいいんじゃないって。
おれらがそこに乗っかる必要はない、って、思っただけ。









さすがに泣けてきたようで、
でも一生懸命涙を堪えながらおれのとこに穂波が歩いてくる。









『研磨くん、』

「…ん」

『ちょっとね、烏野の2年生のとこに行く約束したの』

「うん、行っておいで」

「ちょっと研磨さん!!」

「なんで最後なのに烏野となんですか!俺も一緒に食べたい!」

「穂波がそうしたいんだからそれでいいじゃん。おれらはまだしばらく会えるし」

「それはそれ、これはこれっすよ!
研磨さんは一緒にいれる最後の合宿っていう、このエモい状況がわかんないんですか!」

「…エモい?」

『…ふふ、研磨くんもエモいはわかるよ。ただエモいと名付けようと思わないだけ』

「…エモい?」

『わたしもみんなと少しでもいたいからじゃあ烏野の2年生こっちにきてもらうー!』









谷地さんも入れて5人だし、とか言って声をかけにいった。
プレゼント計画のために珍しく翔陽と月島が同じ席にいて、
だから翔陽はおれの隣に居なかったけど…










「おす!研磨!そんなわけで隣座るな!」










昼食の時間がまた一段と賑やかになる。











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