第2章 ふたり
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いろいろ動いて…
それからゴロンてしてた研磨くんが上体を起こす。
向かい合って座って、
ぎゅうと抱きつきながら、キスしながら、
もっともっとって 止まらない。
腰を振って、もっともっと…
『…ッ んぁッ あっ………』
「…ん 穂波エロい」
研磨くんは身体をかがめて胸の突起を口に含む
舌で転がされたり 潰されたり…
それからカリって少しだけ歯を立てられて…
『んんぁ……! 』
身体に電気が走ったみたいになって、それからふわぁと力が抜けていく。
「…穂波、おれも動くね?」
『…んッ 』
「気持ちよかったよ …いっぱい我慢した ありがと」
そう言って頭を撫でてくれて…
それからキスしながら押し倒される
何度も軽くイッてて、
それからさっき思い切りイッたばかりの身体に響く甘く激しい振動
研磨くんが腰を動かすたびに
身体中に電気が走ったみたいになる
頭がもう、真っ白だ……
「穂波… おれのこと見て まだ、ここにいて」
『…んッ』
飛んじゃいそうな意識が研磨くんの声で引き戻される
「おれももうイくね だから、ずっと目見てて。 …ん、かわいい」
わたしを優しく見下ろしながらどんどん腰を打ち付ける
前より少し伸びた髪が研磨くんの髪の毛が揺れる
黒いとこ、増えたな… とか思いながら
ヘアゴム貸してっていつ言われても良いように、
実はわたしの手首にはいつもふたつ、ヘアゴムがついてる。
…3年になってから、ずっと。
「穂波? おれのことだけ」
『…んっ 研磨くんだけッ…』
「…ん、 イくね?」
コクリと頷くと
一層奥に 深く速く腰を動かす
「穂波ッ…」
『研磨くっ……』
「──…ッ 」
甘い息を漏らして研磨くんが果てる。
どくどくと波打ちながら 研磨くんのが吐き出されるのを膜越しに感じる。
熱い 熱い 研磨くんの白欲。
その温度に、感覚に、もう一度ビクンと身体が小さく跳ねる。