第2章 ふたり
上下させる速度を上げていく
カチカチに硬くなった研磨くんの…
もぉわたしも欲しいな…
『もぉいい?』
って聞いたつもりだけど… 咥えたままだから変な音になっちゃった。
「…え? ちょッ しゃべらないで…… 」
『………』
「もういいか聞いたの? …ん、もういいよ 動いてくれるの?」
『…ん、研磨くんはラクにしてたらいーの』
「…ん それは極楽だ」
『…笑』
かわいい。
話をしながら手渡された包みを開けて、研磨くんのに着ける。
研磨くんに跨る。
それから手で支えながらゆっくりと腰を沈めていく。
『…あッ 』
「…ん」
根元まで繋がると研磨くんが腕を伸ばして
わたしを口元まで誘い込む
優しくて蕩けるようなキス。
ねっとりと 何度も、何度も。
「…ん、まだ。 さっき挿入ったときキスできなかったから」
決め事じゃないけど、
繋がるとといつもまず動く前にキスをしてきた。
今まで、毎回、絶対。
そうしたくなるからそうしてるだけなんだけど…
さっき初めて、キスしなかった。
…その、電話中だったから。
『…ん、研磨くんのせいだけど』
「………」
『わたしもキスしたかったから、いーよ』
なーんて、ちょっと上からっぽく言ってみたりして。
そんなこと思ってないけど。
「…ふ 笑 勝気な穂波もすきだから、ぞくぞくする。
いっぱい楽しませてね」
一枚も二枚も上手な返事が返ってきて途端、たじろいでしまう。
「…ふ 」
研磨くんは小さく笑ってから
もう一度キスをする。
深くて たまらなくエッチで、
もっともっと欲しくなるようなそんなキス。
釣られるように、腰が前後に動き出す。