• テキストサイズ

【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第6章 リレー


ー穂波sideー







『…ん、決まった』

「…ん」

『じゃあ、せーので取ろうね』

「ん」

『…せーのっ』








研磨くんの右手とわたしの右手。
ほとんど同じところに向かって行って。

手にしたのはパピコだった。わたしも研磨くんも。

研磨くんは普通のやつ。チョココーヒー味?
わたしはホワイトソーダ。








『わ。一緒になるかと思った』

「ね、これなら歩きながら食べれるし、半分にしやすいし、って思った」

『…わたしも。研磨くんってコーヒー味食べれるんだね』

「うん、コーヒー味なら食べれる。穂波も?」

『うん!』

「それとチョット迷ったけど、なんか…
半分こできるね、迷ってた時間がおかしいくらいまとまっちゃった」

『うん!』







わーい。
いつだったかカルピス飲もうって言って忘れてたなーって思って。
それがこっちの味の決め手になった。
久しく食べてないけど、なんかちょっと同じ系統の味だった気がする。





お会計を済ませて、外袋をゴミ箱に捨てさせてもらって。

半分こして上のとこも開けて、
そこにある片割れみたいなのちゅうって食べてそっちも捨てて、お店をでる。







「…あ、うま。 久々に食べた」

『ね、美味しいね』






2人とも、先にコーヒー味食べてる。

コーヒー味は好きだけど、コーヒーの後味が苦手だ。
だから、あとから白い方食べよって思った。

…研磨くんもかな。









「カズマは、帰ってきた?」








パピコをちゅうちゅう吸いながら、研磨くんが合間に喋る。

…パピコ×研磨くん 尊い…… かわいい… もうダメ……

今度チューペット、買って凍らせておこう、って思う。
完全に不純な理由。 チューチューしてる研磨くんが見たいだけ。

…でもチューペットって美味しいし楽しいし、手軽だし。
ぽっきんってするのがまた、いい。




蛍くんと、食べたな、とか思いだす。







「…穂波?」










はっ、なんの話ししてたんだっけ。











/ 1061ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp