第6章 リレー
甲から人差し指の先にかけて、
ゆっくりと研磨くんの唇が移動する。
途中からそれは舌に変わって、その変化に身体がじんとする。
いつものあの目でわたしをを見据えながら、
丁寧に指の間や指を舐めとっていく
「…ねぇ穂波」
『……んっ…』
「自分で、触ってみて?」
『…?』
「ここ、自分で。したことある?」
研磨くんの指が、布の上から割れ目をなぞりあげ、蕾をこりっとつぶす
『…ッ …ない』
「…じゃあ、初めてだ。 やってみて?」
研磨くんの唾液で濡れたわたしの指を、
研磨くんはショーツの中へと、誘導していく
「…できる? こうして」
ショーツの下にあるわたしの指を、布の上から研磨くんの手が押さえるようにして動かす。
割れ目を数回行ったりきたりしてそれから、中指をぷっくりとしたところへと…
『…んっ …ぁッん………』
研磨くんの指で間接的にではあるけれどこりこりっとされて、
変な声が漏れてしまう
気持ちいいのだ、研磨くんの指でなくても、自分の指でも、それなりには。
それな…り …には
『…ッ …あっ……』
「………」
研磨くんに触ってもらいたいのに、
自分の手はそれなり、でしかないのに、
その目に見られながら弄ってると…
どんどん昂って自ら腰を浮かせて、指をナカに… いれそうになる
でもやっぱり……
『…や 研磨くん…… 触って?』
「…んー」
『おねがい』
「…じゃあこっち、触りたいから」
そう言って研磨くんはブラの上から胸を揉み始める
『んっ ちがッ そっちじゃっ なッ……い』
「…ふ でも、指動いてるんでしょ?」
『…んふぅ …あっ んんッ……』
研磨くんの指がいいと言っておきながらも、
自分の指を沈めてしまって…
脚をひらき、腰を浮かせ、自分で自分を…求めてる?おいやってる?
いつも、研磨くんが触ってくれるところを指の腹で擦ってると
研磨くんの片手が胸から離れ、ハラリとショーツが剥がれ落ちる