第2章 ふたり
*裏(〜P25)
「穂波…」
『…んー?』
研磨くんはゲーム機をぽてんと置いてわたしの顔を覗きこむ。
「シたい」
『…え? あ、うん?』
いつも別に言葉にしてさぁ始めましょうってするわけじゃないし…
いざそうやって言われると、なんだか。
なんというか、なんだか……
「…ん」
もじもじしてしまうわたしを尻目に、
研磨くんは首筋に顔を埋め、片手をさわさわと服の中へと滑り込ませる。
研磨くんが触れたところが熱くなる
ううん、もうどこもかしこも熱くなる
欲しいと思ったが最後、
もう何もされなくてもわたしの身体は研磨くんを受け入れる準備をする
『ん……んぁっ…』
Tシャツをまくりあげて胸を揉んだり、突起を摘んだり弄ったり…
ズボンをするっと脱がされ、布の上から指で触られる
もうしっかり濡れてるのはきっとわかってるのに…
でも確かめるように擦って、それからふっと小さく笑った
ヴーッヴーッヴーッ
携帯が鳴る
…わたしの? 研磨くんの?
「…穂波の電話だよ」
今何時だっけ…22時は過ぎてるはず …誰からだろ
「…治くん、だって …出たら?」
『へっ? ううんっ でないっ よ…?』
出たら?って言いながらパンツの下に指を入れ、
割れ目をクチュと撫で続ける研磨くん
いじ…わる……
指がナカに沈められ、
気持ちのいいところを絶妙な加減で刺激される
「…美味しいものの話、したらいいのに」
『今はむっ り…』
「…ふ」
着信が止んだ
「別にいいんだけど… 電話もメールもさ」
『…んッ……』
「こんな時間に何話そうと思ったのかな」
『……んぁぁッ……』
色を孕みながらも冷静なその目で見つめられながら
淡々とそんな言葉を続け、
そしてナカへの刺激も止まることなく…
わたしはあっけなく達してしまう