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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第5章 hotdogs, layer cakes & parfeit


ー月島sideー







ここで、寝るか?普通。








「穂波さーん」








ほっぺをつねって名前を呼んでも、全然起きないし。










弁当を食べ終えて、
昨日パジャマに使ってた部屋着みたいなのがあるって思い立ったらしく、
物陰に隠れて、でも割と堂々と上手いこと着替えてた。

でも流石に下着は外しても干せないと思ったのか、
濡れたのそのままつけてるみたいでそのあたりが染みてる。上下とも。

別に海上がりの水着の上とかこんな感じだろうし、
この人にはなんてことないことでも僕はちょっとやっぱ、想像してしまう。

っていうか、膝上丈のワンピースみたいなやつだけ着てて。
昨日はそれにレギンス合わせてたけど、今は暑いからって一枚着てるだけで。
普通に足とかエロい。

穂波さんも脱いだし僕も下だけ練習着に履き替えて。
上は裸のまま。慣れたら別にどうってことない。






けど、ここで、そんな格好で寝るか?
ほんと、無防備でエロい、この人。

そして寝顔がすごく、かわいい。








寝るまでのぼんやりした様子での会話もとてもかわいかった。








今クールから始まったアニメの話、
お兄さんのこと、受験のこと。
春高のこと、海のこと山のこと、
こっちにきて従兄弟と過ごした2日間のこと。

いろいろを話したり話さなかったりしてるうちに、
うと、うとうととし始めて、
会話が続かなくって、そして静かになった。

スケボーなんて硬いのに、それを抱き枕のように抱えて、
普通にアスファルトの上で寝てる。

起きた時喉からからだろうなと、なんとなく思う。








ほんとは今日この後、
鵜飼コーチこっちにいるけど坂ノ下商店に寄って、
そのまま穂波さんの好きそうなとこ、
畦道とか小川があるとことか行こうかなって思ってたけど。







このぼんやりした、まどろみのような時間はそれはそれで、
すごく贅沢でいいかもしれない。








この人とじゃないと起こり得ない、数々のこと。
やっぱり僕は、それを少しでも経験したいし、味わいたいなと思う。












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