第5章 hotdogs, layer cakes & parfeit
ー侑sideー
「今日は午後練。もうちょいしたら昼飯食う」
『そっかぁ、お疲れ様♡ 治くんご飯?』
「そーやで、なんか作る言うてたわ」
『いいなぁ〜 治くんごはんわたしも食べたい』
「ほんまそれやし!GW、北さんとこの田植えくるかなー思てちょい期待してたんやけどな〜」
『うん、いつか行けたらいいなぁってほんと思ってる。北さんにも信介さんにも会いたい』
穂波ちゃんのいうところの北さんは、北さんのばあちゃんで、
信介さんが俺らのいうところの北さんや。ちょいちょいややこしい。
「なぁ、今どこにおんの?」
『ん?宮城だよ』
やっぱり!
「なぁ、穂波ちゃんあんな、俺聞きたいことあんねんけど」
『うん、何?』
「今大丈夫?何してんの?」
なんやガサゴソしてる感じするんやって。
『いまね、お弁当作るとこ。ごめんね、ガサゴソしてて』
「へー!誰と食うん?研磨くんはおらんのやろ?」
『うん、研磨くんはいないよ。一緒に食べるのは、同い年の従兄弟とだよ。
きっと侑くんとも仲良くなれる気がする。また紹介できるといいな』
「ぉん!俺らの結婚式で紹介してな!」
『あはは!そだね、紹介するね♡ あとおばあちゃんとおじいちゃんにも作っておくんだ』
「ええなぁ…俺も食いたい」
『また一緒に食べようね、それからアイス屋さん連れてってね』
「ぉん! あ、せや聞きたいこと」
『うん』
「正直に答えてな?嘘ついたら、針千本飲ませんで?」
『うん?なんだろー』
「穂波ちゃん、昨日セックスしたやろ?」
『ぅへっ!?』
「ぶはははははは……!! ぅへってなんなんし!やば!笑」
『何?なんでいきなり!?』
「したん?してないん?どっち?」
『してな… あ。 うん、した、かな』
「マジか!」
なんか聞いておいて、あれこれ、ほんまに男としとったらどないしよーおもてきたわ。
ほんでも穂波ちゃんはそういうんとちゃうねん。
エロいけどビッチやのーて、
オープンにヘルシーにエロいんやって。
ほんでな、オープンやのにガードが結構堅いんやって。
そのくせぼけっとしとってサムに思っ切りベロチューされるしな。
なんかそういうギャップとか抜け感がまたたまらんねや。