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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第4章 宇治金時


ー穂波sideー








「え? あっ、やばっ え? あ、よかった……」









研磨くんがちょっとだけ難しい顔をして何か考え出したから、
少し観察したのちに声をかけてみた…ら

すごい焦ってた。

やばっていうのは、また無意識でいれちゃったって思ったのかな。
…ふふ、かわいい。









『シャワーする?』

「…ん、シャワーする」

『口でする?』

「…ん、口ですr …え?」

『…笑』

「なに、誘導したの?」

『誘導? ただまだぼんやりしてるなぁと思ったけど、
ほんとにしたいなって思うから聞いただけだよ?』

「………」









それからわたしはその、研磨くんのを熱を、欲を放出するのをお手伝いして。
シャワーを2人で浴びて、お弁当のおかずを用意しながら、朝食をさくっと用意する。
研磨くんはソファでゲームしてる。







黒蜜きな粉グラノーラにアーモンドミルク、オムレツ、
カリカリベーコンを乗せたサラダ、ピクルス(きゅうり、パプリカ)、桃。

研磨くんが足りなかったらのために、カンパーニュのスライスも解凍しといた。









「…うまそ。 いただきます」

『はーい、どうぞ』









おいしい、と呟いてくれる度に馬鹿みたいに嬉しくなる。
だから今日の朝食も終始顔が綻びっぱなしだ。








「カズマはさ、朝ごはん決まってるんだよね」

『ん?あ、そうそう。納豆とご飯とお味噌汁ね。
一緒にアメリカで暮らせることになったら、納豆も作ってみようかな』

「え」

『え?』

「あ、いや、なんでもない…」

『………』

「いや、なんでもなくない… ちょっといいな、って思った。 ずるいなって」

『…?』

「カズマ、毎日穂波の朝ごはん食べるのか、え、しかも納豆まで手作りになるかもしれないの?って」

『………あ、そっか。 えっと』







納豆、手作り毎日できるかわかんないし… とかそういうことじゃないよね。
じゃあ納豆は市販のにするね、とかそういうことでもないだろうし、
なんかそんな流れで前言撤回するのもしっくりこない。











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