第4章 宇治金時

ー穂波sideー








「…ぁー　奥当たる　気持ちぃ……」








小さくそうこぼしながら、
わたしの脚を抱えて腰を振り続ける研磨くん。

ゆるっとまとめてた髪の毛も乱れて…

色っぽすぎる　かっこ良すぎる




でも身体はもうよくわかんない
気持ち良すぎて苦しくて怖いから、さっきやめてって懇願してた




のに、　…却下　と言い放ってのこれだ。

頭はどこか冷静でこうして研磨くんの色気にきゃーとなりながら見上げてるんだけど
身体がもうっ　おかしくなっている
声が抑えれない









『あっ　やっ　あっ　あァッんんんーー……』

「…エロ……」









研磨くんのがわたしの中でもっと硬くなった
そしてわたしはまた達してしまって
そこからはもう何も考えれなくなった

さっきの束の間のクリアな脳内は嵐の前の静けさってやつだったんだ…と思いながら、
薄れていく思考を見送るというか… 見届けるというか…









「穂波っ」

『んっ』









研磨くんが脚を解放してくれたので開いて研磨くんの腰をぐっと掴んで腰を浮かせる
やだやだ言っておいて欲しがるわたしはやっぱり　淫乱　なのかな…







口付けながら腰を小刻みに振る研磨くんを
足と腕でぎゅっとホールドして






舌を絡め　手足を絡め　求め合う








「もっ　無理ッ……」

『んぁッ……』









研磨くんのが波打つ
わたしのナカも









このままくっついたまま寝ちゃいたい……