• テキストサイズ

【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第17章 正体










「I’ll help you, not sure that it’d be a help for you though.
ah… こんにちは。ぼくは韓国から来ましたジュノです。
…음 … 저기서 줄을 서요… 어라?
あ、ごめんなさい。 please follow me, this is not your line」










韓国から来たジュノっていう俺より少し背の高い人が、
どうも助けてくれるらしい…
日本語は上手で聞き取れたけど、他が全然わかんね。
わかんねーけど、こんな風に言葉操れんのすげーなって思った。
俺もしっかり語学やんねーとだ、言語も俺のバレーに繋がってくんだって
なんでか知らねーけどこのタイミングで思った。

ごめんなさいのあとは何言ってんのかわかんなかったけど、ジェスチャーで伝わるもんがある。
ついてこいってことだよな。ここより倍以上並んでる列の方に。

列の前にいた男にほらよって背中を押されたことでそれが確信に変わった。








「センキュー」








最初に声かけてくれて、大声でジュノを呼んでくれた男に一言声をかけてついていく。

すげーな、この列に並んでて、
途中で抜けて俺のところにきてくれたのか?

ジュノは試合の時とかに見たことあるような鞄を持ってる。
いわゆるバレーの鞄じゃねー… あ、あれだ。










「…ふぉ」

「포?」

「…フォト?」

「…ah, はい! 어..뭐였지? …写真、撮ります! でも…」

「………」

「I focus on film much more, I’m into filming… ど… 動画、撮るのが好きです!」











ぱっと見すげー洒落てて、なんつーか、
姉ちゃんが関わってる雑誌でいう、ストリート系っていうのか?
洒落たストリート系で、だからイカつくも見えるけど、
日本語がやたら丁寧なのもあってか、すげー優しい。
しかも髪型はなんか… 白鳥沢の… 五色と白布サンを混ぜたみたいな…
きのこみたいなサラサラした髪してる。
姉ちゃんなんて言ってたっけ… マッシュ…ル…ヘア?

いや、俺のこと助けてくれてる時点で、優しいのはわかってんだけど…
なんつーか…










余計優しく感じるってやつだ。









/ 1061ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp