第44章 その琥珀糖の味は… ※R-15
「んっ、でも
…抑えられなっいの、んんっ、
はぁあん、やぁ、…来ちゃうッ…、
またッ、これ以上されやら、
やぁ、あっ、ダメ、ダメッんッ、
イッちゃ…いそ、だからぁ、
杏、寿郎…、杏寿郎…
塞いでっ、杏寿郎の口で…ッ」
「俺に口を…、塞いで欲しいのか?
そんな事をした所で、無駄だと思うがな。
今俺にそれを求めても、ハァ、
余計に俺を…その気に
させるだけだが?あげは」
彼の手があげはの髪を撫でて
そのまま肩と後頭部に回されて
上半身と頭を固定されてしまって
荒々しく唇を塞がれてしまう
そのままお互いの舌を絡め合って
溺れる様にして口付けを貪る
「んふっ、ん゛んーんッ、んぅ゛…んッ」
「ハァ、あげは…ッ、ハァ…、あげは」
彼が更に律動を強く加速させて来て
押し寄せて来る快感の連続に
息が続かなくなって
気が遠くなりそうになって来て
思わず 新鮮な空気を求めて
その唇から自らの唇を離すと
「はぁ、ぁ、あんっ、
ふぁ、あぁあああぁん」
ビクビクと全身を痙攣させて
あげはが絶頂を迎えると
ギュウウっと杏寿郎の腕に抱きしめられて
耳元で彼の声がして来て
「どうにも、
堪えられなかったか?あげは。
君はどうにも、可愛いが過ぎるな。
だが…、かなり大きな声が
漏れてしまっていた様だが?
流石に…、
聞かれてしまったかも…な。今のは…」
杏寿郎の言葉に
自分でも大きな声が漏れていた
自覚があったのかあげはが顔を
真っ赤に染め上げてしまった
「だっ、て…ッ、杏寿郎が、
止めてって言ってるのに
全然、止めてくれない…からぁ、
…っ、はぁ…はぁ」
チュゥとあげはの頬にそのまま
杏寿郎が口付けて来て
「すまなかったな、あげは。
俺が悪いのか?悪いのは、君だろう?
君が、可愛すぎるからな。
あまりにも可愛すぎて。
手加減が出来なくなってしまっていた様だ。
だが、欲しくなってたのは君もだったろう?
俺だけが、悪いのか?」
「杏寿郎…ッ、だって、杏寿郎がっ、
ダメって言うのにするからぁ、
我慢ッ…出来なくてっ」