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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第6章 無限列車にて 後編


一瞬にして体のあちこちが
抉られた姿になった猗窩座がそこにいた
致命傷ではないが相当なダメージだろう

「ふはっ、ははははは。あはは…」
猗窩座が気でも触れたのかと
思うような大きな声で笑い出す

「女!あげはと言ったな?
なら、この攻撃は、俺の力と
言う事なんだな?」

粗方 自分の技の威力に歓喜してる
…と言う所だろう
コイツ バカな上に変態だなぁー
とあげはは思っていた

「素晴らしい能力だ!あげは!
お前のような呼吸を使う柱は、
初めてだ。お前の力があれば、
俺の力を俺の体で試せる!
お前も鬼になれ!あげは」
「嫌だし、ならないし。
呼び捨てにしないでもらえる?
猗窩座君」
「そうだったのか!
すまなかった!」

「君は、鏡柱様って呼んでたでしょ?
最初こそは。ってか、話に入って来て、
ややこしくしないでってば!」
「だが、俺も猗窩座が、君を
呼び捨てにするのは容認しかねる!」

いや なんで猗窩座君が私を
呼び捨てにするかしないかを
煉獄君がとやかく言うのさ?

さっきからあの3人は
何を話しているのだろう?
3人の様子が変わったので炭治郎は
不審に思っていた
さっきまではそれこそは
手合いがあったが
今は3人して話ばかりだ
だが 鬼を説得してる様でもないし…

「まぁ、いい。鬼にならないなら
…死ね。2人仲良くな」

突然として3人の応酬が始まった
杏寿郎の技にあげはが技を
重ねるように放つと
炎が更に激しく燃え上がる
猛火へと変わる
「すげぇ…、すげえぜ!」

伊之助が興奮を覚えるのもうなづける
あの2人の強さ…これが柱の実力なのか…
2人がお互いを
フォローしながら立ち回っている

微かに遠くの西の空が
白み始めているのが見えた

「どこを見ている?俺に集中しろ!
俺を見ていないと死ぬぞ?あげは!!」

すぐ顔の前に猗窩座の顔があった
ともすれば鼻先が掠めそうな距離だ

「あげは。お前は、中々に…
整った顔立ちをしているな」

突然に猗窩座に自分の容姿を褒められる
え?何で 今 そんな事言うの?

「あら、ありがとう。そっちこそ、
中々に精悍な顔立ちだと思うけど?」

だけど きっとこれは
私の思い違いじゃなくって
自分の顔にばかり集中して 
執拗に狙われてるのは
紛れもない事実で…

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