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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第43章 箱と袋の中身…


「ひとつは俺にと
言っていたな。甘露寺。
開けてみても構わないだろうか?」

「ええ。勿論です。
とっても可愛かったので」

赤い箱を杏寿郎が手に取って
その蓋を開くと

その四角い箱の中には

ハートの形をした琥珀糖が4つ
四葉のクローバーの様に納められていて


とっても 可愛かったと言う

甘露寺の言葉には頷けそうだが…


ん?これは…もしや


その4つの色味が異なる琥珀糖を見て

杏寿郎がある事に気が付いた


「こうして、ハートが4つ集まると
四葉のクローバーに見えません?
四葉のクローバーは、
その一枚一枚に意味があるって
何かの本に書いてありました!
それでね、それでね。
その4つがそろって真実の愛って
意味になるんですって、素敵。
はぁ、ロマンチックだわ~♪」

そう蜜璃はうっとりと自分の
妄想の世界に浸っている様だった
流石恋柱とでも言った所だろうか

そのハート型の4つの琥珀糖がそれぞれ
俺とあげはの髪と瞳の色に合わせてあり

甘露寺のセンスの良さを伺える

「これは、
素晴らしい贈り物だな。甘露寺。
君がこれを選んでくれていた、
その時間にも、俺は感謝したいぐらいだ。
すまないな。甘露寺。
君はこれを、俺とあげはを想像しながら、
選んでくれたんだろう?」

自分の胸の前で
蜜璃が自分の手を組みながら
穏やかは笑みを浮かべていて

「幸福…四葉のクローバーには
国や地域によって色んな
花言葉がありますけど、共通してるんです。
幸運の象徴…ですから。クローバーは」


この 小さな箱の中には

幸福を願う 想いが詰まってたんだな


そっと蓋を閉じ直して
杏寿郎が蓋の上からそのクローバーを撫でた


「幸福…か。
なら、このクローバーは
甘露寺の願いでもあると…、言う事だな。
こんな心の込もった
贈り物を君から貰うとは…、
思いも寄らなかったな。言葉では、
礼に足りそうにもないな…全くに」





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